<<ほぼ日替わりコラム>>
芸能界の勢力分布
かけ出し芸能記者マチ子
毎回ドラマ改編期に顕著になる芸能界の勢力分布は、キヤストを見るとわかると言われる。中でも、公私ともに飛ぶ鳥を落とす勢いの杏が所属する『トップコート』のアーティストは、今季話題のドラマに主役級の役で続々とキャスティングされ、その大きな力を見せつけている。
まずは秋冬シーズンに欠かせないテレビ朝日系ドラマ『相棒』。シーズン13も水谷豊演じる杉下右京の相棒として、成宮寛貴が登場しているが彼も『トップコート』だ。滑舌が悪い、実力がないのにしたり顔がムカつく、寺脇康文や及川光博に比べて演技力がない、キャラ設定が浅い、なぜか車を運転しない…などと、往年の相棒ファンからすると散々なたたかれようだが、若い世代や成宮寛貴に変わってから見始めた相棒ビギナーからには好評のようで、今シーズンを経て続投するかどうかも合わせて気になるところだ。
一方、フジテレビ王者奪回の社運をかけたドラマとも言われる『ファーストクラス』。ファーストシーズンからは、主演の沢尻エリカさまのみの続投。他はキャストを一新し、夏木マリ、余貴美子、木村佳乃、シシド・カフカ、ともさかりえ、倉科カナ…とベテランから若手まで、ズラリとキャスティングしたアクが強い豪華女優陣の数々は圧巻の一言だ。ここでは、クリエイティブデザイナー役である木村佳乃が『トップコート』だ。エリカ様演じるちなみの味方となるか敵となるか見えないところもあり、果たして相棒でいう岸部一徳となりうるかどうか楽しみだ。さらに、同事務所が売り出していきたい若手俳優のひとり、中村倫也はそのバーター的な役割もあり、しっかりキャストに組み込まれ、ともさかりえにパワハラ&セクハラされるセカンドデザイナーという重要な役回りを演じている。にもかかわらず、第一回の視聴率は8.8%と、なかなか厳しい数字だ。前作に比べて早い夜22時からのスタート、週末ではなくウィークデーの放映、綾瀬はるか主演のドラマ『今日は会社休みます』とのバッティングなどが要因と考えられるが、前作でハマったファンは、女同士のドロドロした争いに「くだらない」と思いながらも見続けるに違いない。
さて、『トップコート』と言えば、冒頭で述べた稼ぎ頭・杏だが、年末の結婚ラッシュシーズンにかけて、東出昌大とのゴールインがあるかどうかも話題だ。来年早々には『オリエント急行殺人事件』の放映も控え、行く年くる年の話題をさらうかもしれない。2014/11/5
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