<<ほぼ日替わりコラム>>

2014年はSM史上最大のトラブルイヤー 第二話〜脱退クライシス編〜
ヘアメイクスタイリスト Akko
韓国最大の芸能事務所・SMエンターテイメントの今年のスキャンダルは一晩中話しても尽きないから、もう1発ベシャらせてちょうだい!

今年は第一話の熱愛発覚大作戦〜ちなみにアタシはこれを事務所サイドの将来を見据えた作戦であると睨んでるの〜とともに、超メガトン級クライシス! ドル箱アイドルたちの脱退流出事件も相次いだわね。

その発端となったのが、2013年、名だたる芸能界の新人賞を総ナメにし、アジア全域で爆発的な人気を獲得したSMの超売れっ子・EXOの中国人メンバー、クリスの脱退。クリスってさあ、アメリカ系ハーフの中国人で、一番長身で一番エキゾチックなお顔立ちだったじゃない? でもちょっとマイルドヤンキーっていうか、ヤンチャな匂いがあったの。事実、彼のファンはヤンキ—系の女の子が多いんだから。で、今まで数限りないアイドルの顔をいじって来たアタシの長年のカンが当たったというわけ。

事の顛末は、今年の5月、何の前ぶれもなくクリスが弁護士を通じてSMエンターテイメントに対して専属契約無効の訴訟を提起。それもアジアツアー開始1週間前のことよ!その理由は個人活動の制限と収益配分の不合理…その後、クリスはさっさとグループを脱退して、中国に帰国。早々に母国での芸能活動を始めたらしいわ。そしてそれに続く10月、まさかの中国人メンバ—・ルハンの脱退! クリスの直後だっただけに、ちょっとアンビリ—バブルな出来事だったけれど、ルハンもやはり同様の理由でSMを提訴し、グループを脱退。中国に帰っちゃって、今は楽しく現地で芸能活動してるのよ。ルハンといえば中国でのEXO人気投票で1億2000万票を獲得したケタ外れの人気者。SMにとっては、中国市場でのアイコン喪失で相当な痛手だったはず。でもこの事件、何か臭わない??

実はね、クリスの時もルハンの時も訴訟を担当していたのは同じ弁護士事務所なの。超怪しいわよね〜。きっと相当前から中国サイドとこの計画は練られていたはずだわ。

同様の事件はかつて元Super Juniorの中国人メンバ—だったハンギョンとの間でもあったわね。SMが10代前半からレッスンを重ねて育てて来た人材を、アイドルとして完成して人気も知名度も出たところで、がっさり持っていかれちゃうなんて、本当に気の毒よね。同情しちゃうわ。でもさあ、アタシとしては後に残されたEXOのタオ、レイ、Super Junior所属のヘンリー、チョウミが心配だわ。彼ら中国人メンバ—たちへの風当たりが相当キツくなるんじゃないかって…
それと時期は前後するけれど、もうひとつの晴天のヘキレキ事件があったわよね。それは9月の少女時代ジェシカの脱退。彼女の場合は自身のアパレルブランド「BLANC」の設立にともない、そちらのお仕事を優先しちゃって、少女時代の仕事やメンバ—に迷惑をかけ、チームワークを損ねた〜ということで事実上は事務所からのクビ宣告よ。この話を裏で画策していると噂なのが、第一話でもお話した韓国系アメリカ人の彼氏タイラー・クォンよ。ベンチャー・キャピタルの若きCEOとしてブイブイ言わせている彼は香港の女優とも浮き名を流しているし、あんまり信用できないタイプだわ。その後シカちゃんのブランドはそこそこ話題にはなっているけれど、今後はどうなのかしらねえ…クォンは彼女にとってメリットのある男とは思えないし、アタシは早く別れた方が賢明だと思うわ。
2014/11/19


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