<<ほぼ日替わりコラム>>

朝の情報番組がエロまっしぐら!ねらわれる主婦層
代官山太郎
朝の情報番組に、エロの花が咲き乱れている。国分太一(40)と真矢ミキ(51)がMCを務めるTBS系「白熱ライブ ビビット」(月〜金曜・8時〜)が先月、「主婦の欲望リサーチ」と題し禁断のエロネタを放送。これにはネット世論も「朝から見たくない」「もし妻が見ていたら…」と困惑。いったい、情報番組に何が起きているのか?

「ビビット」ではセクシービデオ、つまり女性向けAVの特集を行った。AVをまだ見たことがない主婦を集め観賞会を行い、そのリアクションなどが映し出されるという生々しいもの。

しかし朝のエロ路線の口火を切ったのは、実はNHKだと指摘する声も。
「もう5年ほど前に井ノ原快彦(39)と有働由美子アナ(46)がMCを務める『あさイチ』の企画で、セックスレスについて特集したんですよ。このときも賛否両論が起きましたが、有働アナは番組ブログで『女性の興味、悩みを大切にしよう。そのためにはこれまでやってこなかった、とかそういったタブーは作らず、どんなテーマにも果敢に取り組もう』とまじめな企画であることを力説。視聴者の理解を得て、翌年以降も『膣トレ』『性風俗で働く母親たち』といった、性的テーマの絡む特集が定着したんです」(芸能ライター)

「あさイチ」では先月も「女のホケン室」と題し、「閉経」についてゲストをまじえ語り合った。有働アナを中心に尿漏れなどの悩みに関する話題が出たが、「性交時の痛みには潤滑ゼリーが効果的」「尿漏れには、膣に指を入れるトレーニング」など、朝からかなり赤裸々な展開。有働アナが潤滑ゼリーをつける場所について、「どこにつけるんですか?」と質問するや、ネットも「有働さん、知ってるくせに!」などと盛り上がっていた。

だが、今回の「ビビット」の場合はNHKのそれとは少々事情が異なるという意見もある。民放の関係者は語る。
「『ビビット』の取り上げ方は、興味本位と取られかねない。人気AV男優を”エロメン”と称して紹介したり、真矢が恥ずかしがる表情をワイプで抜くなど、ネットでは『公開羞恥プレー』と指摘されるほど品位に欠けた」

民放でも情報番組のエロ路線は今に始まったことではなく、2年前にはテレビ朝日が昼のワイドショー番組で大人のセックスレス特集を行い、やはり物議を醸している。
「朝、昼の視聴率激戦区に、どの局も主婦層の興味を引きたい。それにはエロ路線が手っ取り早い。夫や子供は仕事と学校で不在、家に残る専業主婦にとって、夕飯の準備前のひとときは深夜以上にくつろげますからね」(前出・民放関係者)

どうやら今後も情報番組のエロ化は進みそうだ。
2015/7/9


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