<<ほぼ日替わりコラム>>

コジマジックを超えるお掃除芸人が登場!
芸人情報ツウ会社員 佐藤
たけし、タモリ、明石家さんまと「お笑いビッグ3」を筆頭に、いつまでも上のモノが帯番組を手放さないため、若手はもちろん、中堅どころも成功が難しいと言われるお笑いの世界。売れない芸人たちはアルバイトで食いつなぎ、明日をもしれない生活を送っているものがほとんどだ。そして、ある者は「歌ネタ」に走り、ある者は毒舌キャラを演じ、ある者は落語家に弟子入りし…と、それぞれが個性を出そうと必死だ。
 そんな中最近頭角を現しはじめたのが「家事えもん」である。と言ってもおそらくご存じない方が大半であろうと思うが、「ジューシーズ」というお笑いトリオで小ボケを担当する、松橋周太呂というオトコである。彼は普通の!? 売れない芸人ではあるのだが、母子家庭で弟の世話をしなければならないという環境に育ったため、家事が非常に得意で好きなのだという。それが勢いあまって、「洗濯ソムリエ」「掃除能力検定士」という資格まで取っており、その資格を生かして、少し前にブレイクした「コジマジック」のような形で、ジワジワと情報番組などに出始めているのだ。
 そんなカレの家事ネタを少し紹介すると、例えばある日の番組では、こすってもなかなかとれないトイレの黄バミについての裏ワザを紹介。「セスキ炭酸ソーダ」を水に溶かして眼鏡拭きでやさしくこするだけで、黄バミがきれいに取れてしまったのだ。さらに同番組内で、こちらもなかなか取れないお風呂の水垢や黒カビを簡単に取る方法も紹介。なんと、使い古した「ジャージ」の裏側を使って、重層をクレンザーにこするとアラ不思議! 水垢や黒カビがスルスルと面白いように取れていた。またカレはこのお掃除をしながら、「そもそもカビの原因は、実は天井から降ってくるカビ菌にある」なんてウンチクも解説。クイックルワイパーなどのお掃除用ワイパーの先端にカビ取り剤をつけたキッチンタオルを巻いて拭いておけば、カビ自体が生えにくくなる…なんてマメ知識も紹介していた。まったく抜かりのないオトコである。さらに言えば、これらの掃除に使うよう提案されていた「セスキ炭酸ソーダ」と重層はどちらも最近、「化学成分が少なく、安心安全な掃除剤」としても注目されているアイテムである。おそらく、そんなところも主婦のココロをぐっと掴むのではないだろうか。私個人の見通しだが、今後「コジマジック」のように各メディアで引っ張りだこになる可能性は極めて高い。しかも彼は「コジマジック」と違って料理の分野でも非凡な才能を持っているとか…。今後の動向に注目したいところだ。
2015/8/12


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