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イモ欽トリオ・長江健次、欽ちゃんの怒り解けてなかった? 出演NGの意外真相
代官山太郎
タレント・萩本欽一(75)が高畑充希(24)らと司会を務めるNHK「第48回 思い出のメロディー」(8月27日放送)に、イモ欽トリオが出演することが発表された。しかし、そこには”フツオ”こと長江健次(52)の名はなく、代わりにイケメン演歌歌手・山内惠介の名前が。実は、長江には出たくても出られない事情があったという。

長江は1981年、視聴率30パーセント超の国民的ともいえる人気を誇ったバラエティー番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(フジテレビ系)の”フツオ”としてデビュー。西山浩司(ワルオ)、山口良一(ヨシオ)と結成したイモ欽トリオでのシングル曲「ハイスクールララバイ」は実に100万枚を超えるミリオンヒットを飛ばした。しかしながら、急速に人気者になった当時20代の長江は勘違い。萩本に「大学進学のため勉強に集中したい」と嘘をつき、勝手に大阪へ活動拠点を移し単独で芸能活動を始めたのだ。大阪のテレビ局関係者が嘘をつくことを勧めたといわれるが、嘘は嘘、こういうことを一番嫌う萩本の逆鱗に触れ、長年に渡り欽ちゃんファミリーを破門状態となっていた。

そんな経緯から、今回、長江の名前がないことに「欽ちゃんの怒りは解けていなかった?」との憶測もネット上に乱れ飛んだ。しかし、すでに長江はイモ欽トリオとして共演することも許されており、破門も解かれて回復している。では、なぜ長江の名前がないのか?

ベテランの地上波テレビ局関係者が、業界内に浮上した噂について明かす。
「30年以上も過去のことです。萩本はとっくに許しており、萩本が業務提携しイモ欽の西山浩司らが所属する佐藤企画も、社長自ら長江との共演が実現するよう推したと聞いています。NHKにしても、総合司会を務める萩本の目の前でイモ欽トリオが揃えば大きな話題になる。ところが、長江のスケジュールがどうしても調整できなかったんです」

実は、例年生放送の「思い出のメロディー」だが、今年に限って生ではなく8月6日に事前公開収録が行われる。その日、収録と同時間帯に、長江にはどうしても動かすことのできないスケジュールが入っていたという。

「現在、長江は唯一のレギュラーがエフエム世田谷の『長江健次のDAKARAラジオ』(金曜正午)。同局がバックアップする『せたがやふるさと区民まつり』6日夜のステージで、番組でコンビを組む小林佳果と司会を務めることが半年以上前に決まって、すでに発表されていたんです」(前出・テレビ局関係者)

さすがに唯一のレギュラーを持つラジオ局協賛の区民イベントでは、動かしようがなかったということか。
 「でも長江の出番は午後8時15分に終わる。NHKの収録は午後10時まで予定されている。クルマを飛ばせば8時45分に到着できると長江側も交渉したのですが、NHKとしては制作事情もあり調整が困難という結論になった」(前出・テレビ局関係者)

関係者全員、そしてもちろん全国の視聴者が望む長江の出演。当日までに、何とか調整はできないものなのだろうか。
2016/7/26


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