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詩織さんレイプ被害の訴えも議論噴出!山口氏はシロかクロか
代官山太郎
テレビのコメンテーターとしても知られる元TBSワシントン支局長のジャーナリスト・山口敬之氏(51)から性的暴行を受けたとして29日に顔出しで記者会見を開いた詩織さん(28・姓は家族の意向により非公表)について、ネット上では議論が沸騰している。
詩織さんはジャーナリスト志望の大学生だった当時に山口氏と知り合い、仕事の相談などをするようになったという。そして2015年4月4日、飲酒後に都内ホテルに連れ込まれ、意識のない状態でレイプされたと主張。当時、警視庁高輪署に相談し告訴状が受理され、一時は逮捕状まで出たものの、結局山口氏は逮捕されず書類送検、そして2016年7月22日に嫌疑不十分で不起訴処分となった。この一連の経緯が不自然で納得できないとして、検察審査会に不服を申し立てるとともに、会見を開いたという。
高輪署の担当から「警視庁本部の指示で逮捕をとりやめた」と聞かされたと話す詩織さん。実際に捜査は高輪署から警視庁捜査1課に移り、その後、捜査員から示談を進められたという。そこに、何からの恣意的な圧力があったのではないかと疑問視する余地が生まれたわけだが、警視庁では高輪署の捜査は詩織さんの供述内容に沿ったもので不完全だったとし、あらためて捜査1課で入念な捜査を行ったところ、起訴するに足るような証拠は発見できなかったという趣旨の説明をしている。
こんなことから、ネット上も「山口氏は安倍政権に食い込み、安倍首相関連の著書もある人物。政権の圧力がかかったのでは」という安倍政権陰謀説から、「女性の弁護士は民進党の息のかかった弁護士。安倍政権への嫌がらせ…実はこの女性のハニトラだったのでは」と両極端に分かれて論争が勃発している状況。
とくに詩織さんの告発の経緯も不自然だとして、会見に臨んだ服装まで胸もとが開いていて性犯罪被害者としては不自然、などとセカンドレイプともいえる罵詈雑言がネット上に飛び交っている。
日本は法治国家。不起訴処分も法治国家の出した結論なら、検察審査会に不服を申し立てるのも法治国家の定めた権利。政治的なイデオロギー論争とは切り離して、冷静に語られるべき騒動だろう。2017/5/30
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