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NGT48騒動 収まるどころか泥沼化 今度はメンバー降格処分
代官山太郎
暴行事件の被害者となった元メンバー・山口真帆(23)をめぐる騒動が収まる気配のないNGT48。今度は5月21日付の公式サイトで、チームN3のリーダー・加藤美南(20)に関し、SNSに不適切な投稿があったとして研究生に降格処分することを発表した。

同サイトでは、「この度、加藤美南のSNSで不適切な投稿がございました。皆様には大変不愉快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。くわえて、「メンバーへのSNSの指導が徹底できるまで、本日23:00からNGT48全メンバーのSNSの運用を一旦停止させて頂きます」とした。また、加藤も「この度は私の軽率な投稿で沢山の方の気分を害してしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪コメントを発表した。

発端は、加藤のインスタグラムのストーリー。山口の卒業公演の模様を報じるニュース番組のテレビ画面が映り込んだアングルで、「せっかくネイルしてるのにチャンネル変えて欲しい」と書き込んだ。ストーリーはすぐ削除されたものの、時すでに遅し。受け取りようによっては、山口のことを快く思っていないふうにもとられかねない内容だったことから、ネットでは瞬時に拡散してしまった。

加藤の謝罪コメントによると、「ネイルサロンでニュースを見て悲しい気持ちになってしまい、友達だけに公開しようと自分の心境をストーリーに述べたのですが、間違えて全ての人に公開してしまいました。親しい友達にしか見せないとはいえ、人の気持ちを考えていない投稿でした」とのことで、山口を快く思っていなかったわけではなく、ネイルサロンで施術中に悲しい気持ちになってしまったと釈明した。

真偽のほどはともかく、時期が時期だけに脇が甘かったのは否めない。ネットでは山口ファンとアンチ山口ファンの論戦なども起きており、山口がグループを卒業したからといってそう簡単に騒動が沈静化することはなさそう。むしろ泥沼化の様相を呈している。その背景には、一連の騒動が、被害者である山口のネット上での告白により発覚し、以後、グループの運営会社であるAKSの対応が後手に回ったことが大きい。運営会社としての危機管理体制が問われる事態と言えよう。
2019/5/21


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