<<ほぼ日替わりコラム>>
複雑!?ドラマのキャスティング事情…キムタク新作は大丈夫?
はるか
はるかです。「半沢直樹」終わっちゃいましたね。まさかの視聴率40%越えは、関係者の間でも仰天の声が上がっていましたね。だって出演者地味でしたからね(笑)。男所帯で黒ずくめ。色気も何もないと、当初の局の宣伝担当もすごく消極的だったほど。ところが、週を追うごとの反応にTBS自体が、追いつかないということで、色々と制作サイドと軋轢もあったみたいです。
そこで注目されたのが、半沢さんを演じていた堺雅人さんもさることながら、ドラマのディレクターで、福沢諭吉の玄孫というFさん。最近では、Fさんが社内から出るのを待っている出待ち≠フプロダクション関係者が殺到していて、「タレントかよ」と局内でも突っ込まれているほど、注目を浴びています。
そもそもTBSのドラマのキャスティングって少し変わったところがあって、若手社員時代から親しくなったプロダクションの俳優を自分の作品で使い続けるというような不文律があるんですね。例えば、今回の「半沢直樹」でも上戸彩ちゃんが、半沢の妻役で出ていましたが、これは以前にFさんが「金八シリーズ」を手がけていたから。
彩ちゃんも金八で性同一性障害の生徒役でブレイクして以来、事あるごとに使ってきたんです。なので、プロダクション関係者は、あまり特定のディレクターと親しくしているのを目撃されてしまうとまずいんですって。
「あいつは、○○プロデューサーとお茶を飲んでいたから○○組の担当だ」
と一度目撃されてしまうとレッテルを貼られてしまう。そうなると別のディレクターは、まったくそのプロダクションの所属タレントを使わないというまさに、半沢顔負けの男の派閥志向みたいなものが如実に生きている世界みたいです。
その点でも、いよいよ始まる『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜』も以前に、キムタク主演の「ビューティフルライフ」を手懸けていたスタッフの作品。
「キムタクのキャスティングは、いいんですけど、タイトルが……」
と局内では、賛否両論ならぬ「全面否定」の声ばかりが渦巻いています。あるスタッフの人は、「フザケタ名前のドラマってヒットした試しがないんだ。でもスタッフは最後まで自信満々だったよ」と嘆いていました。
せっかく半沢でTBSのイメージが良くなってきた矢先だけに、ドラマがこけないといいんですけどね。私の仕事にも影響がありそうなので、ヒットを祈願しているのですが……。
2013/9/30
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