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たかじん臨終に妻・前妻・前々妻そして弁護士同席の怪
4様
先日のこと、やしきたかじんが突如、逝去した。1月3日に亡くなり、訃報が広まったのが1月7日のこと。その間に、密葬を含めすべての手続きが粛々と進められていたのだ。

「たかじんさんは生前から、自分が死んだ時に備えて、資産などを目録化し、弁護士に管理をしてもらっていた。『ナニワの視聴率王』と言われていただけに、その資産も、大阪の自宅を始め札幌やハワイの別荘などを含め10億は下らない。さらに、自身でテレビ制作会社も経営しているので、そのことも気にかけていたといいます。臨終の瞬間には、現在の奥さんに前妻、前々妻の他に、遺言を預かっていた資産管理の弁護士も同席していたんです」

なぜ、死の床まで弁護士がいたのか。そこには、たかじんと家族を巡る深い溝があったといわれているのだ。

「たかじんは、歌手を目指して活動する際に父親と衝突。勘当されてしまったんです。その後、父親は他界してしまいますが、たかじんは、『天涯孤独で生きていく』と周囲に宣言し、その通りにしていました。実際には、3人の女性と結婚しましたが、最後まで実家に近寄ることはなかった。ただ、育ててくれた母親には恩を感じていたようで、長寿の祝いの席には駆けつけていたようですが」

たかじんと家族の確執は、それだけにとどまらない。ブレイク後には、たびたび金銭を無心するなど、そのことが、たかじんの中では不信感として芽生えていたと言うのだ。

「相続もあくまで自分が世話になった人に向けて、つくりたいという意向があった。そこで、歴代の妻子に加えて、経営する制作会社のスタッフに対しても形見分けも指示しているそうだ。そこには家族や親族の名前は一切なく、故人には、相続させたくないという遺志が感じられます」(法曹関係者)

義理堅いことで知られるたかじんだが、その一方で、裏切りに対する執念深さも人一倍だったというから、家族の恩讐が今後、大きなトラブルにならなければいいのだが……。
2014/1/17


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