<<ほぼ日替わりコラム>>
人気男性デュオSのボーカルが体育会系ゲイボーイと…
クロコママ
いらっしゃい。今日もサービスするわよ。いやね、最近はインフルエンザが流行っちゃって、ワタシの店も従業員が感染しちゃって、てんてこ舞い。実は、ゲイバーって、ママのキャラクターでお店が繁盛するかしないかの大きなウエイトを占めるんだけど、同様に従業員も大事な存在。やっぱりお客さんは、従業員につくのよね。だから、有能な従業員がいるお店は、うらやましい限りなのね。
この前もそんなことを実感したことがあったの。ワタシの知り合いのお店なんだけど、かなり長く勤めていたバーテンの男の子が、卒業≠キるということで送別会をしたのよ。そしたら、いつもはあまり大きくない店に、最初は入りきれないほどの常連さんが殺到したの。人徳よね。
そのコ、確かに私から見ても、ルックスはそれほどでもなくて、小太りな六角精二みたいなタイプなのよ。でも気が利くのよね。ちょっとした灰皿の交換や、酒を注ぐタイミング。それに、体育会系特有の礼儀正しさもイヤミのない感じで、こんなコがウチの店にいたらいいななんて、独り言がもれたわよ。
そのコの人徳がうかがえたのは、1次会が終わって、そのまま2次会になった時のことよ。1次会は、誰でも参加できるんだけど、2次会には、ごくごく親しい人だけの少人数の宴だったのね。しかも写真撮影NGって、「どこのタレントよ」と思ったわけ。ところが違ったの。そこには、ある人気男性デュオのSのボーカルの人がいたのよ。ワタシは面識ないので、隣にいた常連さんに聞いたら「実は○○クンと仲良しなのよ」と言うじゃない。ということは、こちら側の人なのね。ワタシ、かなりゲイアンテナは感度良好な方だけど、さすがにひっかからなかったわよ。
「そうなのよ。でも単にお店の常連ということだけになっているからね」
と釘を刺されたわ。まあ、いいけど。それでやっぱり、その歌手の人に気を使っていたみたいだけど、アットホームな雰囲気にそのうち、その歌手の人もノリノリで周りの人とかと談笑。締めの時間が近づくと、カラオケで興じる人たちを差し置いて、最後のご挨拶。ひとしきり、ねぎらいのメッセージの後は、名曲のバラード「K」という曲で、従業員の卒業を送り出したんですよ。いやあ、正直感動したわよ。
でもSの人がゲイとは驚いたわ。あとで調べたら、奥さんも子供もいるのよ。まあ、それはフツーですね。また、次回、その話はするわね。
2014/2/7
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