<<ほぼ日替わりコラム>>

あのトラブル作曲家2人、出会いは二丁目だった
クロコママ
いらっしゃい。今日もサービスするわよ。この前、久しぶりにとあるジャーナリストが店を訪ねてきたの。昔は、新宿2丁目にネタを探してくることは多かったんだけど、最近は、景気も悪くなってひところよりは随分少なくなったわ。それでも久々に訪れたその人が言うのよ。

「例の作曲家ってこの店に来ていませんか?」

えっ、何言ってんのよ。ネタじゃないのって私は、逆に聞いちゃったわよ。今さら野暮だから、名前は言わないけど、まあ、お察しの通りよ。すると、その人は今度は、とんでもないことを言うの。

「いやあ、あの作曲家さんって、結構、このあたりに出入りしていたみたいなんだけど知りませんかね」

そりゃ、こんなに驚くんだから、私自身、知る由もないわ。でもこの話って、随分、この界隈では広がっているみたいで、マスコミが証拠を探そうとしているんだって。

私も興味津々になって、ついつい質問攻め。いつもは責められるほうなんだけど(笑)、そうしたらどうもあの作曲家さんとトラブルを起こしている方っていうのが、2丁目で知り合って意気投合して、いろいろ仕事をするようになっていったという話なのね。しかも知り合った場所も具体的に特定されていて、証言もしっかりあるの。

でもそう考えると、さまざまなトラブルの辻褄が氷解するというのが、そのジャーナリストの見立てなんだけど、なるほどなと感心して聞いていたの。でもわからないわ。あくまで都市伝説の話として聞いてね。

以前にもリンゼイさん殺人事件というのがあって、その容疑者が2丁目に潜伏しているなんて話もあって、マスコミはおろか、警察も聞き込みにきていたわ。それでも最終的には、彼がつかまってからも、その件については本人は一切、口にしなかったから、そのままになっているわね。

おそらく作曲家さんの件にしても、金銭と人間関係のトラブルだから、おそらく一生、彼らが2丁目で遊んでいたかどうかは、わからずじまいなんじゃないのとアドバイスしたわ。

それから1週間あまり、今じゃ、2丁目のちょっとしたトピックスになって、皆でああでもないこうでもないといいながら、酒のツマミにしているわ。ご愁傷様なお話ね。続きは、また来週。
2014/3/29


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