<<ほぼ日替わりコラム>>
女性アイドル育ての親、2丁目で美男物色
クロコママ
いらっしゃい。今日もサービスするわよ。この2丁目の世界には、長年第一線で頑張っている名物オーナーやママがたくさんいるわ。そういう人たちから聞く話は、勉強になるものよ。しょっ中聞いていると同じ話しかしないから困りものだけど(笑)。
でもこの前もいい話はうかがったわ。昔の2丁目の話ね。今ほど有名じゃなくて、まだ2丁目も同好の士が集まるような場所だったのね。そうすると、ひやかしじゃなくて、本気に男性が好きな人が集まることが多くて、社交場として機能していたの。その中には、色々な芸能プロダクションの幹部もいたというのよね。
なぜか、男色≠ニいうのは、今ではテレビでもフツーに話すようになったと思われがちだけど、昔から一部の芸能モノの間では、連綿と紳士の嗜みとして、一般化していたのね。
と前置きが長いけど、当時は、色々な芸能プロの幹部が次々顔を出しては、そうしたお相手の男性を物色していたというのよ。まあ、噂レベルでは有名な方も色々いるけど、今回聞いたのは、まったくノーマークだったAさん。Aさんは、数々の女性アイドルの育ての親で有名だった人物。しかも、業界団体の幹事とか務めるような大物よ。でもソッチも好きだったというのよね。
昔の常連さんも知っていたわ。
「Aさんは両刀だけど、男性の方が好きだったね。Aさんにいわせれば、『性別は関係ない。美しいものを愛でたいだけなんだ』って単なる言い訳だけどね(笑)。昔は面白い時代で、接待と称して、テレビ局の幹部を連れて、二人して男性を物色していたよ。おおらかな時代だったね」
今となっては、写真週刊誌もあるから、大きなスキャンダルにもなりかねない話よ。本当、アノ頃はカミングアウトすら気にせず遊べた時代はうらやましいわよね。
「Aさんは、可愛がっていたタレントやアイドルが20歳になってお酒が飲めるようになると、お忍びで2丁目に連れて行った。それで、酒を酌み交わしつつ、業界のしきたりなどについて話すのが、ある種、儀式のようになっていた。それだけに、所属するタレントの中には、Aさんが両刀と知って、安心して仕事を任せられるという人もいた。ゲイだと女性にちょっかいを出さないと思ったんだろうね」
仕事とプライベートをわけ隔てなく、2丁目を回遊していたというAさん。アイドル好きのワタシとしては、そういう名伯楽みたいな人が、2丁目で遊びを覚えたというのが、夢のあるアイドルを生む原動力になった気がするのよね。
2014/4/12
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