新装投稿！テリー塾
◆「看護師にも言わせて！」
愛知県・まり
40代前半・女性
私は看護師をしています。 精神的にも身体的にもキツイ。 集中力はそんなにも人間は続かない。
でも集中していないとミスの原因になる。国は言うだけで、現場で働いている私たちは国の規制やもろもろで、さらに仕事がキツくなり時間外の勤務が多くなる。 国は現場のこと本当にわかっているのかなぁと不安になります。
患者さんも「医療費かかるから」と病院にギリギリまで来なくて悪化したりする人もいます。
日本の医療制度はどうなっていくのでしょうか？
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【テリーのｺﾒﾝﾄ】
今週は医療についての投稿が2本。
患者が医療ミスで病院を訴える訴訟が非常に増えたことについて、以前、養老孟司先生に話を聞いたことがある。先生は、医者の立場から、こんなふうに答えてくれた。
「先生、こういう裁判が日本でもアメリカ並みに増えてきましたよね」
「うん。明らかに医師のミスというのは訴えられて当然だし、医師はどんな小さなミスもおかさないように努力する義務があるのは当然だよ。でも、なかには『こんなことで訴えられたら医療行為なんかできないよ』というものも少なくない。医者は立場上、口にはできないけど、『それなら、あなたが医者になるか、自分1人で治すか、どっちかにしてよ』と思うこともあるよ」
「訴える権利の乱用ってことですか？」
「そういう例も多いね、最近は」
「やっぱり医師と患者には信頼関係が大切ですよね」
「そう。それと医者の側からは言い出しにくいから、みんな言わないけど、押しに対する敬意の念がないと医療行為は成り立たない。自分の命をかけて手術台に乗るとき、『この人ならすべてまかせられる』と思えるのは信頼だけではなく、敬意がないとできないでしょう」
「尊敬できるお医者さんばかりいればいいけど…」
「もちろん根本は、そこ。医者だって、ただ『私を尊敬しろ』って言ったって、だれも尊敬しない。ノーブレスオブリージェ、つまり、大きな責任と品格と人一倍の努力をした人間であるからこそ、高い報酬と尊敬を得る。そのかわり、どんなに忙しくても疲れても寝なくても患者のために命がけで医療に当たるのが医者の務め。その原則をみんなが改めて考えるべきときだね」
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