新装投稿!テリー塾
◆「「死ね!」と簡単に言う人々」
愛知県・ひろさん
40代前半・女性
先日、テレオペの女社員がお客様に愛想よく電話対応していた。
ところが、切るなり「この客、超ウザいっ!死ねっ!」と言うではないか。
我が耳を疑った。
後日、満席の回転寿司屋でギャル2人連れが自動受付を登録した際、「17番目22分待ち」と表示されるや否や「うわあ、そんなに待てるかアホ、死ねっ!」と機械に向かって怒っていた。軽々しく「死ねっ!」なんて悪意に満ちた言葉を使うな!

【テリーのコメント】
今週は言葉の乱れについての投稿が2本。
たしかに最近の若い人たちは「死ね」という言葉をよく使っているようだ。
「バカ」とか「アホ」というかわりに「死ね」というような使い方をしている。
言ったり言われているのが同世代の仲間内だから、もしかしたら本人たちは慣れっこになっていて、たいして気に止めていないのかもしれない。
しかし、そういうやりとりを傍で見ている人は、やはりゾッとする。
こういう「死」という言葉の使い方について、私には2つの思いがある。
1つは、投稿してきた人たちと同じように、「そんな言葉を軽々しく人に投げつけるな」という思い。
もう1つは「死」を軽々しく日常的に口にすることによって、死への恐怖、死ぬことが怖くなくなるという効果があるかもしれないということだ。
とかく日本人は死については恐怖心を抱きすぎる傾向がある。高齢者になると、まだまだ健康で、すぐには死にそうもないうちから、毎日、死について考え、「死ぬのはいやだな」と思っているようなところがある。
そう考えれば、フーテンの寅さんとタコ社長がよくやっていたように、「おまえなんか、早く死んじまえ」とか「死んでバケて出てやる」と軽口を言いあっているほうが、死への恐怖を薄めることができるような気もする。
でもまあそれは、ある年齢以上の分別盛りの人たちのことであって、高校生や大学生が日常的に「死ね死ね」と言っているのは、逆に死が遠すぎて死を感じることができないからだろう。
彼らの場合は、命や死について、一度、真剣に考えてから、その言葉が素敵かどうか、自分でよく考えてみてほしい。
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