新装投稿!テリー塾
◆「寿司屋の嫁姑戦争」
東京都・恵
30代前半・女性
50年営業している寿司屋に嫁ぎました。
サラリーマン家庭で育った私には厳しい環境ですが、何とか大姑(88歳)についていこうと頑張っています。最近、店の手伝いを旦那の叔母(大姑の娘)もするようになったのですが、これが大変!細かいとこまで口を出し、従業員の事や料理、人づきあいまでいろいろ言ってきます。
大姑もはっきり言う人なので、毎日2人で私の事をああだこうだ言ってるようです。
義母(旦那の母)は身内のゴタゴタが嫌で縁を切って出て行きました。大姑の歳から言うと、あと数年の我慢なんですが、耐えられそうにないです。

【テリーのコメント】
今週は姑の存在に苦しんでいるお嫁さんからの投稿が2本。
そのうちの1本は、お寿司屋さんのお嫁さん。
築地に生まれ育った私にとって、寿司屋の嫁の苦情は人ごとには聞こえない。
開業50年の老舗ともなれば、その苦労は、ふつうの店の何倍もある。
実は私も寿司屋で働いていたことがある。
大学卒業後、就職も決まらずにフラフラしている私を見るに見かねて、親兄弟たちが私に「寿司職人になったらどうだ」と勧めてくれた。
知り合いに「うちの輝夫に修行させてやってくれ」と頼み込み、私はその店で働くことになった。
しかし、手先が不器用な私は何をやってもうまくいかない。
「輝夫、おまえは23歳にもなって、それかよ」
18歳の先輩にそう言われた。
中卒で寿司職人の道に入った彼は、もう立派な寿司業界人になっていた。
「この世界は、どう考えても俺に向いてない。こんなんじゃ、俺、自分の人生をダメにしてしまう」
そう思って、やめさせてもらうことにした。
私にとっては、それも懐かしい思い出だが、いままさに寿司屋の家族関係で苦しんでいる人には、どうかがんばってほしい。いずれ、あなたたちが主役になる日がくるのだから。
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