新装投稿!テリー塾

「いじめた私、いじめられた私」
福島県・桃華
20代前半・女性

子供のいじめは子供だけが悪いんじゃない!大人の中でもある!

それなのに親は、いじめている子供だけをせめる。

いじめは「いけないこと」だけど、子供にだって様々な理由があって、いじめしてしまう人もいる。

私は、いじめる側も、いじめられる側も経験しました。幼稚園の頃から、いじめる側でしたが、小学校の高学年になって自制できるようになりました。でも、中学では、いじめられる側になったのです。

私が、いじめた理由は相手には何の責任もないことでした。ただ、うらやましかっただけ。頻繁に家族で仲良く出かけたり、家族とくだらないことで喧嘩したりしているのが、私にとって、すごくうらやましかった。

私の育った家庭は、両親が不仲で、父はお酒を飲んで母や私に暴力をふるう毎日だったから…。

私が、いじめられた理由は、過去に私がいじめていた人が、私に対しての「復讐」したんだと思う。私が、その子たちの性格を変えてしまったんだね。ごめんなさい。



テリーのコメント


いじめていた子が、ある日を境に、いじめられる側になるというのは、よく見受けられることだ。

この話は、実は、いじめの特徴をよく表わしている。

いじめは「1対1」で行なわれるのではなく、かならず「1対多」で行われるということだ。

複数の人間が、ある特定の1人をターゲットにして、いじめる。悪質なケースであればあるほど、もともと、「いじめられるべき明確な非」があるわけではないから、ターゲットにされる理由も根拠に乏しく、いじめる側の身勝手な論理が横行する。

でも、もともと根拠に乏しいから、ある日、ターゲットがコロリと変わってしまう。「いじめていた側の人間」が、ターゲットにされてしまうことも、よくあるのだ。

そういう場合、この投稿にもあるように「復讐」とか「うらみ」が加わるから、より過激で陰湿になっていくことが多い。いわゆる「倍返し」のような心理が働くのだ。

こういう負の連鎖を断ち切るためには、勇気が必要だ。

でも、そういう中にいると、「いじめは、いけないことだから、もうやめよう」というストレートな勇気を表現するのは、そんなに簡単なことではない。

せめて、「こんなことをしていたら、いつかは自分がターゲットになる。だから、もういじめはやめよう」という「おびえ」から出発した勇気でもいいから、連鎖を断ち切る努力をしてほしい。

子どもたちにそれを伝えられるのは、あなたのような経験を持った人だ。どうか、小さな声でもいいから、子どもたちにあなたの経験と願いを伝えてあげてほしい。
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