新装投稿！テリー塾
◆「箱根駅伝は迷惑だ！」
山梨県・ＴＫ王
20代前半・男性
正月恒例の箱根駅伝は本当に迷惑！
正月はただでさえ道が混むのに、なぜ道を規制して、興味がない駅伝のために自分たちが犠牲になんなきゃいけないの？もっと車が通らないところでやれ！
【テリーのｺﾒﾝﾄ】
たしかに、箱根駅伝にかかわっている人たちや駅伝を楽しみにしている人たちにとっては、交通規制は「必要なこと」だが、駅伝に興味がない人にとっては「迷惑なこと」になる場合もあるだろう。
いまや東京名物になった東京マラソンは、都心のど真ん中を一般ランナーが２万人も走るから、交通規制は箱根駅伝よりもずっと長時間に渡って広範囲で行なわれる。
その間、まったく商売にならない商店街の人たちなどは「営業妨害だ」と文句を言う人たちもいたが、１回２回と開催するにつれ、「こんなに素敵なイベントが東京に１つできたんだから、がまんしよう」というふうに考え直してくれた人たちも多い。
マラソンや駅伝は「お祭り」だと私は思う。
祭のとき「お神輿が家の前を通るのは迷惑だから、来ないでほしい」とみんなが言い出したら、祭は成り立たない。
いろいろな障害や近所迷惑はあるかもしれないが、そこはある程度理解して容認してあげなければ、この世から祭がなくなってしまう。
もっとも、「祭なんかなくてもいい」という立場の人もいるだろうが、多くの人が「祭があったほうがいい」と思うのであれば、協力はしなくてもいいから黙認ぐらいはしてあげてほしいと私は思う。
このご時世、いやなことばかりが増えているなか、１日や２日ぐらい、少々の不便や渋滞があっても、理屈抜きにお祭りをさせてあげてもいいじゃないか。そう思ってくれる人が大多数だと私は信じたい。
もちろん駅伝やマラソンの主催者や参加者は、交通規制を容認してくれる人たちへの誠意と感謝を示しつづけなければいけないのは言うまでもないことだ。
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