新装投稿!テリー塾
◆「投票もしないで文句言っても」
愛知県・ひろさん
40代前半・女性
選挙のたびに思う。若者にかぎらず投票率が低くすぎる。
「どうせだれになっても同じだから」なんて言い訳してる人が多い。
そういう人にかぎって、投票に行くのが面倒なだけでしょ。40代でも「一度も投票したことがない」なんて胸張って言うバカもいたりします。
自民党の民意を無視した強行採決にも腹が立つし民主党もたしかに頼りない。
だからと言って投票しないのは一番いかんよ!投票は国民の義務ですから!投票率50%台とかでも成り立つ日本はお先真っ暗です。

【テリーのコメント】
選挙権は「権利」であって「義務」ではない。
そもそも戦前は選挙権を与えられていない国民もいたわけで、それが戦後、20歳以上の国民すべてに選挙権が与えられるようになったのだ。
そのとき、国民は「これでやっと政治が国民のものになった。自分たちの1票で世の中を変えられるんだ」と希望に満ちていたのだ。
ところが、戦後60年たったいま、「自分の1票で世の中を変えるぞ」と思っている人はどれだけいるだろう。
投稿にもあるように「だれが当選しても変わらないよ」と思っている人が多い。だから、投票率も低い。
じゃあ、「義務」じゃないからといって、投票しなくていいのか。棄権でいいのか。
いいわけがない。先週もここで書いたように、選挙とは、自分たちが苦労して払った税金を国や自治体がどう使うかということに直接、関わっている。
自分が払った税金をムダも不公平も不正もなく使う人を選ぶために選挙がある。
税金を配分する仕事をするのが政治家であり、それをだれにやらせるかを決める権利が選挙権だ。これを放棄してしまう人は「税金も政治も俺は口出ししないから、あんたたちの好きなようにやっていいよ」と言っていることと同じだ。
政治家は外交や法律をつくることもするが、税金がなければ1日も仕事ができない。政治の根本は税金だと言ってもいい。だからこそ、私たちは選挙権という権利を行使して、税金の使い方にしっかり口出ししなければいけない。
あえて繰り返して言いたい。
だからこそ、私たちは、政党や候補者たちが「税金を何にどれだけ使うか」と言っているかを厳しく見極めて1票を投じなければいけないのだ。
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