新装投稿！テリー塾
◆「俺の工場が倒産しちゃった！」
神奈川県・父さん
30代前半・男性
俺が10年勤めた工場が倒産した。
でも、俺はその原因に納得いかない。このご時世ならではの不景気ばかりが理由ではない。脱税で国税局に根こそぎ差し押さえをくらったのだ。
俺は10年間、ガムシャラに仕事した。忙しかった。毎日、遅くまで残業した。
それなのに社長は高級時計に高級車、常に贅沢三昧。明らかに儲けてた。ボーナスはいつも理由を作って出さなかった。
でも、いつか報われると思ってがんばった。そんで、最後はこのザマ。正直、自分にも腹が立つが、こんなことあっていいのかよ。まじふざけんな。
【テリーのｺﾒﾝﾄ】
世界的不況の余波は、この先、残念ながら日本でもさらに広がっていくだろう。
まじめに働いている人たちが、ある日、突然、職を失うという理不尽な現象が全国的に拡大していくのを食い止めるのはだれの仕事か。政治であり、行政であり、もちろん経営者たちの仕事だ。
雇われている側は自己防衛をしていかなければいけないが、個人の力は限界がある。政府がしっかりとセーフティーネットを設けなければ、日本は「国民を守れない国」になってしまう。
麻生首相は「経済の麻生」という触れ込みだったはずが、結局、ここまでの間、何もできないままだ。
せめて自分が言ったことを１つでも２つでもやってみせれば「次は何をやってくれるのかな」という期待感も生まれるだろうに。「大胆な経済対策をスピーディーにやる」という前フリを総理大臣が聞かせてくれるだけで、政府全体が大胆にスピーディーに動いているとはとても思えない。
解散もしない。経済対策も動きが見えないまま、越年。これじゃあ渡辺元行革大臣が言うとおり、国民には閉塞感が蔓延してしまう。
こうなったら、新年になったら気分を一新するのが好きな日本人に合わせて、麻生さんはムチャクチャに動き回ってみたらどうか。
「なんでもいいからやってみよう。どうせ支持率も最悪なんだから、じっとしているより動きまくってやる。どれかが当たれば儲けものだ」
それぐらいの気持ちで年明け早々から勝負に出たらどうか。
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