新装投稿!テリー塾
◆「私のストーカー体験記」
富山県・ウサギ
20代前半・女性
以前、ストーカー被害に悩まされていました。
もちろん、警察にも話をしました。警察の方は、一生懸命に話を聞いてくれ、対処方法など教えていただいたのですが、何も動いてはくれないままでした。
ストーカーについては、2年前に自分で解決しましたが、仮に殺されていたらどうするつもりだったのでしょうか?
「たかがストーカー」なんて思ったかも知れません。いくら女性は気が強いと言われてもストーカーっていうものは凄く怖いものなんです。
「国民の安全」なんて言いますけど、いまだに日本は危険なままです。
「自分の身は自分で守れ」と言われますが、限界ってありますよね?
世の中は、右を見ても左を見ても自分勝手な人ばっかり。ホント、日本人は最低です。腹黒すぎます。

【テリーのコメント】
ウサギさんのケースについて、どの程度の被害だったのか、この文章だけではよくわからないので無責任なことは言えないが、警察に駆け込むほどだったのだから「たかが」というレベルではなかったと想像できる。
警察も話だけはしっかり聞いて適切なアドバイスもしてくれたようだから、最低限の仕事はしてくれたと言えるだろう。
問題は「動いてくれなかった」ということだ。
「動く必要性をまだ認められないケース」という判断なのだろうが、それが適切だったのかどうかは、その後のストーカーの行動とウサギさんの被害や苦痛がどの程度だったかを聞かなければわからない。
結果的に「2年後に自分で解決した」ということだが、「よかった、よかった」とは言えない。なにしろ、2年間もかかっているのだ。
警察が動いてくれれば、そんなに長い時間かからなかったかもしれないし、その2年間の精神的苦痛がウサギさんの心と体に与えた影響は本人にしかわからないほど大きなものだったはずだ。
ストーカーによる殺傷事件を事前に食い止められるのは、相談を受けた警察しかいない。
被害者が惨状を訴えても警察が動かなかったおかげで不幸な事件に至ってしまった例は数えきれない。
この件について警察関係者に話を聞いたことがある。
「被害の届出と事情聴取の結果、危険度A、危険度B、危険度C以下にランク分けしたとすれば、少なくともC以下について動く人的余裕は日本の警察にはない。そのケースについては、自己防衛のアドバイスをして、何かあったときにはいつでも連絡をとれるようにしておくしかないのが現実です」
「じゃあ、危険度C以下だと認識していたのに殺傷事件に至ったケースはないの?」
「残念ながら、あります」
被害者の相談が、ウソだったりオーバーだったりする場合を除いて、危険度のランク分けなど意味がない。それは単なる警察の論理であって、被害者にとってはAもCもなく、同じように不安で怖いのである。
少しでも被害があったら、警察が動いてくれること。それがいちばんの犯罪防止になるのは言うまでもない。
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