M川:親は木の上に立って子供を見るというが、ファンは?

読んでくださってる方、ありがとうございます。相変わらずのお話でご機嫌うかがいます。

この芸能!裏チャンネルにスポーツ好きな方、どのくらいいらっしゃるのかわからないんですが、昨日、神宮球場に「ヤクルトVS阪神」の試合に行ってきました。

ご存知のようにセ・リーグは阪神の優勝ということで一応の決着がついてまして言うなれば「消化試合」ってやつですね。ところが、それにもかかわらずの大入り満員状態であります。

普通はこの「消化試合」ってのは盛り上がらないってのが相場でして・・・。そりゃ、そうでしょう、だって、優勝はもう決定しちゃってるんだから、勝負自体にさして興味がわかないってのが人情。たいていスタンドは閑古鳥・・・ってのが普通なんですな。

ところがこれが満員。盛り上がり方もものすごいもんでした。阪神のほうは林(リン)や喜田なんてあまり聞かない名前が表示されるんです。ところが二人の名前が放送されるや「ウオーッ!
」とどよめくような大歓声。一緒にいった連れに話を聞くと二人はいつも鳴尾浜(阪神の練習場所、主に二軍が使用)で活躍してるそうで、久しぶりの一軍登録ということになるらしいです。
と、いうことは、ファーム(二軍)にいるときから目をつけてたファンが多かったんでしょうね。でなきゃ「林?喜田?それ誰?」で終わっちゃいますから。ちなみに二人ともこの日はタイムリーやヒットできっちり「結果」だして来季からの一軍定着へアピールしてました。

こういう「先見の明」というか「先物買い」というか、これもファンの楽しみ方のひとつですね。自分が「コイツはイイ」と思った選手を下積み時代から見守り、活躍を願う。こりゃもう「親の心境」に近いもんがありますな。

しかし、こういう楽しみ方は野球だけじゃないですね、サッカーも同じ。タレント・アイドルも同じでしょう。競馬にいたっちゃもう相手は人間じゃなくって「馬」ですから、ファンの愛情はどこまでも深いもんがあると、いまさらながらに再認識した一日でした

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