マロン:ALWAYS三丁目の夕日
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遅ればせながら、観てきたわよん♪昭和33年、東京タワー建造中の東京。昭和の風景描写にお金かけただけあって、スクリーンのそこかしこから懐かしさがただよってきたけれど、それだけじゃなくお芝居もお話もしっかりしててよかった〜。
「半落ち」では"あらら?"と思った吉岡秀隆さんもよかったし!堤真一さま&薬師丸ひろ子さまご夫妻もハマッてたし!堀北真希ちゃんもバッチリ!須賀健太くんも最高!
それから、小雪さん演じるヒロミと、ヒロミの飲み屋さんの雰囲気が、ワタクシ的な想い出と重なってしまって泣けたわ。
ワタクシの母は、若いころダンサーしてたの。最初は銀座「ミマツ」。次に、上野に開店した「新世紀」が小野満とスイングビーバーズと契約したのを知ると移籍。その後は新宿「コンセル」。坂本政一とオルケスタ・ティピカ・ポルテニア、有馬徹とノーチェ・クバーナ、ダン池田とアフロキューバン…とにかく一流のバンドのいるお店で踊りたいって一心で、店を移ったそうなの。
母はその後、飲み屋さんを持って一日中働いたので、ワタクシは祖母に預けられて育ったのよ。父はどこかへ消えて、いなかったしね。
だから、母とゆっくりそんな話ができたのは、数年前ガンで倒れて入院してからだったわ。いろいろなことをしゃべりたがったので、転移が進んで口がきけなくなるまで、病室にノートPCを持ち込んで、たくさんお話聞いたの。ワタクシにできること、それぐらいしかなかったから。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」は、そのとき母に聞いたお話とかぶってしまって…。
湿っぽい話になったけど、この映画は、皆それぞれ持ってる、それぞれの想い出が重なる映画だと思うの。年代が多少違っても、人が体験することって似たり寄ったりじゃない?大なり小なり、どこかで重なるものだと思うのよネ。
ジャニーズもハロプロもキライで、亡くなるまで認めなかった母だけど、子供はしっかりヲタに育ったわ(!?)映画、ドラマ、舞台、音楽etc.…ワタクシたちみんなに夢を与えてくれる芸能の世界って、すばらしいわよネ!
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