たなべ:ニート記者の陰謀



3回に渡りニート的バイト日記を綴ってきましたが、今回で終了します。というのも現在、日本中が不景気に襲われて実際に仕事や住む家まで失ってしまった人が、20代30代と若い世代にも多くいるそうです。裏チャンを退会するユーザーさんからも「お金がないから」という意見が多く見られるようになりました。

そんな中でも僕は、自分1人を食べさせるために躍起になってさまざまなバイトをしてきました。「ニート記者」なんて肩書きを自ら付けていますが、もう2度とニートになりたくないという一心で頑張ってきました。何でかは自分でも分からないですけど…。

なんとも怪しいバイトの紹介ばかりしましたが、実際にお金はもらえますし、学歴も肩書きも関係ない、ただやる気さえあれば誰でもできる仕事ばかりです。確かに自慢できる仕事ではないでしょうが、例え後ろ指を差されようとも、働く意思をなくしてニートになったり、最悪ホームレスになったりよりはやったほうが全然マシだと思います。

これを読んでいる、とくに若い方。どうか仕事がなく絶望に打ちひしがれていても、働くことは止めないでほしいです。どんな仕事でも、自分のためだけに働けばいいんです。親のため、家族のためなんて気負う必要なく、ただただ現在の自分のためだけに働けばいいんです。将来を見据えて今のうちからいい仕事に、なんて考えていても何もはじまりません。

今は耐える期間だと考えて、いつか浮上できるまで身を粉にして働く時期も必要です。僕はそう思って変なバイトをしてきました。「死んだ後も名を残すなんて欲のかき過ぎだ」と歌っていたミュージシャンがいましたが、僕もその通りだと思います。今をがんばっていれば、自然と明日が見えてきます。そして未来から振り返った時に見える過去の生き様なんて、誰の役にも立ちません(少なくとも僕みたいな小市民の、ですが)。ただ今日を生きるために働く、それこそが何よりも美しい生き方ではないでしょうか。

ともあれ、ここまですべて読んでくださった方、本当にありがとうございます。裏チャンは今日もがんばっています。



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