たなべ:石田純一に学ぶ「取材していただく」「取材させていただく」



こんにちはたなべです。もうニートでもないだろうということで肩書き外しました。誰か素敵なニックネームを考えてください!

と読者アピールを欠かさない、マジメな部分を見せつつ本題へ。先日、とある記者が話していたのですが。
ある女優さんの所属事務所とのイザコザの話です。その女優さんは少し前、これまたあるイケメン俳優との熱愛をスクープされたばかりでした。そんな中で女優さんがあるイベントに出席、それを取材した記者が事務所の人と…

記者:記事の始まりを「先日、俳優○○との熱愛が発覚した女優●●が…」としたいのですが。
事務所:絶対にダメです。その俳優の名前を出すことも止めてください。
記者:それはちょっと難しいです。他の媒体も絶対に入れてきます。
事務所:他の方々にもお願いしています。入れないでください!
記者:それはできません。
事務所:どうしても納得できないなら、ウチの社長に話をつけてもらいますよ!
記者:ええ、かまいませんよ。

こんな感じのやり取りがあったようです。お互い一歩も引かない攻防が繰り広げられた末、ついに事務所の社長さんが登場。記者を黙らせてしまうのかと思いきや…

「バカやろう! 取材していただけるだけ、ありがたいと思え!」

自分の部下を黙らせてしまったわけです。その記者は、「分かっている人は分かっている。この業界は持ちつ持たれつで、どちらかのワガママだけでは成り立たない」という風に言っていました。

…でも、僕はちょっと「取材してやってる」という雰囲気が感じられて、なんとなくイヤな気持ちになりました。確かにそこまで売れている女優さんではないかもしれませんが、相手の社長がそこまで言っているのに取材する側がこれでは、なんとも悲しくならないでしょうか。

話は飛びますが、先日僕は千葉で行われたゴルフの取材に行ってきました。そこで最初に話しかけた芸能人が、あの石田純一。恋の話には事欠かない人でもあるし、完全に別れたという見解はあるものの、いまだに長谷川理恵との交際が報じられたりします。テレビのレポーターさんが「今日は誰のためにプレイしますか?」「次の恋はもう実りそうですか?」と石田さんに質問をぶつけますが、本人はあの調子で「いやぁ〜どうでしょう」と煙に巻きます。

そこで不肖たなべ、何を思ったのか「すいません、梨元芸能!裏チャンネルです。やっぱり長谷川理恵さんのためのプレイですよね?」とズッコケ質問。石田さん、苦笑いしつつ「そろそろその固有名詞、やめとこうよ。ね?」と言い、たなべの肩を叩いてきました。

穴に入りたいような気持ちになりつつ、さらに取材を続けていたのですが、休憩所などで石田さんに会うたび「あ、梨元さんのところの。お疲れさま」「(隣にいた叶美香に)あの人、梨元芸能!裏チャンネルの人だよ」と、オドオドしていた僕に気付いたのか、はたまた普通にいい人なのか、声を掛けてくれました。

きっと石田さんは僕の長谷川理恵発言に対して「そんなこと聞くんじゃねぇよ!」ではなく、「もっと上手に質問しようぜ!」と言いたかったのではないでしょうか。そしてこの瞬間、「取材していただく」「取材させていただく」というお互いの気持ちが、一致したのではないか…僕は勝手にそう思いました。まだまだ駆け出しの身分で生意気かもしれませんが。

石田さん、もし見ていましたら、これからもよろしくお願いします。

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