根本:黄昏の編集部01


朝、編集部に出勤すると、いきなり田辺が嬉しそうにまくしたててきた。ちなみに、こいつはが休みのときに、が貯蔵してあるプリングス(ポテトチップス)を樋口とバリバリ食べたヒドイやつなのだ。


田辺:ネモさーん!すげーぜ!●●のアポとれたぜ!
:すげーじゃん!そのプロダクション、ガード厳しくなかったの!?
田辺:俺のベシャリトークでバッチリっすよ!
:おおー!やるじゃねぇか!
川添:電話したの僕なんですけど…。
:はぁ!?お前、後輩の手形を横取りすんなよ!川添ワンポイント・プラス!
川添:うは!
田辺:ちがうっすよ!コレには事情があって、川添さんが電話で困ってるところを、僕が手を差し伸べて、神の一声で見事リリースGETとなったわけですよ!どーですか!えらいっしょ俺!
:ちょーしのんなバカ!川添はまだ入って1ヵ月だ。答えられなくて当たり前だろう。先輩として手を差し伸べるのは当たり前DA!

田辺:(ショボーン)
:どうだ!これが社会というものだ!上司を重んじろ!ヌハハハッ!
田辺:くっ!
:おい!ちりちり!(田辺)インフルエンザ感染者増えたぞ!記事作れ!
田辺:ぬ!
:最近お前、編集部日記でナニ好感度あげようとしてんだよ。そんなことより、記事のアクセス増やせ!お前の好感度より感染者を減らせ!俺指令だ!
田辺:(ガリガリガリ)

:そーいえばさー!アレどうなった?がこの前のイベントでもらったロールケーキ。
樋口:へ?残ってんじゃないんですか?
:食おうぜ!
田辺:デキタ!
:よし!OK!校正回して、梨元デイリー通信の下辺りにアップだ!ロールケーキ食うぞ!ムシャムシャ食うぞ!田辺はアップするまでお預けだ!
田辺:えー!ワンワンっ!
:ふんっ!いーから、樋口ロールケーキを切れ!
樋口:(輪切り中)
:お前、のプリングス食ったろう!この空っぽになった棒状の空き物体は何だ!ポテチのポの字もないぞ!
田辺:あれは、樋口さんが「食べよう」っていったから、「根本さんいないから食べちゃおうって!」
樋口:えー!ヒドイ!
田辺:食べたじゃん!
樋口:ん〜。
:田辺樋口はロールケーキ5mmだ!川添は10cm食うぞ!
※ちなみに「ロールケーキ」は全長25cmぐらい。
田辺&樋口:えー!
:文句言うな!もらったのは俺だ!取材したのは俺だ!
田辺&樋口:ぐ…。
:よし!川添食っていいぞ!も食う!
川添:ムシャムシャ!
:ムシャムシャ!田辺!お茶!
田辺&樋口:(ボソボソ)
:いやー!うまいなー!さすがイケメンなだけあるぜー!
川添:ネモさん美味いっす!
:だなー!

(3分後)

:お腹イタイ…。
田辺:クッ(笑)
樋口:これ賞味期限5日過ぎてますよ…。
田辺:プッ(笑)
:ナ・なんで…。川添おまえは…
川添:いや〜おいしかったです。
:はデリケートなんだよ!(お腹グルグル)ひぎゃっ!恋愛も胃腸もデリケートなんだよ!
田辺:…天誅だ!
:ひ・ぐ・ち…うんこモレル…。
樋口:きゃっ!
:あ♪
樋口:ロールケーキが根本さんのお腹の中をローリング…
:ひぎゃっ!まさにグルグル…ロールケーキとはこの事か…ひぎゃっ!お腹イタイ…。トイレ行く…。田辺、後はマカセタ…。
田辺:けっけっけ(笑)



当初は権威のひとかけらぐらいは握っていたと思われるだったが、月日が流れるにつれ、ひとかけらの権威は、今やひとつぶの砂のように吹けばとぶ程度のものになりさがってしまった…。

(つづく)


《前へ   次へ》

芸能!裏チャンネルTOPへ

(c)StockTech.Inc
(c)Time Inc.