たなべ:上から撮っていいのは犯罪者だけ
元ニートのたなべ、ストリップなんて「トゥナイト2」(昔やってたエッチな情報番組)でしか見たことないですが、きっとこれからも見ることはないだろう…、と思わせる事件がありました。もちろん現在渦中にある小向美奈子のストリップ出演騒動が原因です。
すったもんだの末に出演が決定して、車に乗って劇場に到着した小向は、とても印象に残る表情をしていました。群がる報道陣をなぎ倒すように、関係者に抱きかかえられながら何とか劇場の裏口にたどり着きましたが、あの時の顔がまぶたに焼き付いて、昨日はよく眠れませんでした。
小向が車から降りた瞬間。今日の新聞などすべて見ましたが、誰も撮れていないと思われる(僕もですが…)その一瞬です。小向は本当に引きつった、悪魔でも見たかのような恐ろしい表情をして車から降りました。その後フラッシュが一斉に光り始めて、現場は本当にぐちゃぐちゃのもみくちゃに。
小向のあの表情、カメラマンが将棋倒しのようになり、さらに後ろの脚立が倒れたりして、実際に身の危険を感じてあんな表情になったようにも見えますが、僕は見ました。車を降りる前から、たくさんのカメラが向けられることの恐怖、またストリップで大勢の前で肌を晒すことの緊張、そしてそれ以外の、僕には想像のつかない何かで、あんな表情をしていたのでしょう。
話は変わりますが、たまに現場でお会いする、僕からすれば大先輩のカメラマンさんがいます。何度か飲み会でもご一緒したことがあるのですが、その方は写真の話になると「自分がずっと意識してるのは、女性というのは下から撮るってこと。そうしないと、どれだけいい表情をしててもいい写真にはならない。上から撮っていいのは犯罪者だけ」ということです。
昨日も現場でいろいろ助けていただいたのですが、やっぱりその話をしました。そして僕が撮った小向の写真も、やっぱり上から撮ったものでした。
自分より若い女性があんな表情になるまでのことをしていると思うと、やっぱりあまりいい気はしません。カメラ向けといてなんですが。
小向が今後どうなるかはまだ分かりませんが、僕はもう、仕事以外であの場所に行くことはきっとないでしょう。
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