裏マロン:加護亜依騒動

加護亜依ちゃんの騒動、なんとも残念だ。

近年のハロプロはライブやディナーショー、ツアーといったイベントに力を入れてきたが、最近事務所社長が興行全般の現場総責任者として取り仕切ってきたK氏に代わり、さらに興行優先の展開になると予想されている。

そんな矢先の、騒動。

言うまでもなく彼女は、ハロプロの中で知名度の高い(客を動員できる)存在。宝塚や四季の例を持ち出すまでもなく、個々のメンバーのテレビ的知名度は、興行優先で成立するグループにとって絶対に必要なものとは言えない。が、それでも知名度のあるメンバーにマイナスイメージがついてしまったことは打撃としか言いようがない。

とくに加護ちゃんはこういった騒動とは対照的なキャラで売り出してきた。そのギャップの大きさが、騒ぎの大きさに比例している。

また、この件については、どこの報道を見ても「元モーニング娘。」との肩書きがつく。はっきり言って、現モーニング娘。には迷惑な話だ。

春の娘。ライブのチケを入手したファンが、うっかりそのことを親にしゃべったところ「加護のような不良のいるグループのライブには行くな」と禁止された、といった話も聞く。

世間的には加護ちゃん→喫煙→モーニング娘。=不良グループ、という図式なのである。

加護ちゃんには、失望を感じざるを得ない。

現にハロプロファンの間からも、擁護する声ばかりではなく、「ほかのメンバーに迷惑をかけたのだから辞めさせるべきだ」といった手厳しい意見も出ている。

ハロプロのライブで家族連れのために設けられたファミリー席は、近年、とても優遇されている。メンバーが近づくサブステージや花道はファミリー席至近に設けられ、満足度が高い。事務所的には、何公演も通いつめグッズなども買ってくれる熱心な固定ファンも大事だが、ファミリー席で家族連れなどを優遇することで、新たなファン層を拡大したいというのも事実だろう。

そんなとき、子供にも人気があり、親も名前を知っている加護ちゃんのキャラは貴重。

実際、1月末、例の写真が撮られた翌日に横浜アリーナで行なわれたライブでも、ファミリー席で「あいぼん大好き」と蛍光塗料で手書きされたウチワを持って、必死に応援している子供の姿があった。

飲酒騒動などに揺れた某J事務所では公式サイト上に該当メンバーの名前を公開せず、あくまで「未成年メンバー」としている。ところがハロプロの場合、公式サイトで実名を出してお詫びをしている。

実名を出すからには、逆に、事務所はそれだけ本気で復帰させるつもりではないかと私は思う(J事務所の未成年メンバーが復帰しない、という意味ではないが)。

謹慎の期間がどのぐらいになるのか、どんな形での復帰となるのか。まだ先のことは見えないが、さまざまなファンを裏切った代償は大きい。

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