川ぞえ:カボチャを栗に!ロマン+マロン=ロロンのアツイ農業!

ここ数年、農業がアツイ気がします。
押切もえさんのイベントで、カボチャの新品種「ロロン」を開発したタキイ種苗株式会社さんの新久紀氏の話を聞いていたときのこと。
タキイ種苗株式会社さんは、何と水野忠邦が「天保の改革」を執り行っていた天保6年(1835)に創業したという、京都の老舗中の老舗。農家御用達の種苗を取り扱ったり、ワンランク上のガーデニングを提供するなど、業界首位のリーディングカンパニーです。トマトが嫌いでなければ、誰もが1度は口にしたことのある「桃太郎トマト」も同社が開発しています。
新氏は、「ロロン」を作るにあたって「全国から、ロロンの元になりそうな品種を探し、約10年間地道な交配作業を続けた」と、それまでの苦労を少しも感じさせないような笑顔で開発経緯を語っていました。「ロロン」がラグビーボールのような形になったのは、何も奇をてらったわけではないそうで、カボチャを栗のような味にしたいと思い追求したら最終的にそうなったとのことでした。

以前、青果店でアルバイトをしていたことがあり、そのときにジャガイモを取り扱ってました。それまで、ジャガイモといえば「男爵」と「メークイン」しか知らない状態。その青果店では今までに聞いたこともなかった「キタアカリ」「インカのめざめ」「マチルダ」といった品種を扱っていました。このジャガイモがまた美味!
料理用途によってホクホク感や、シャッキリとした感じが楽しめます。値段は少々張りますが、これらの品種はインターネット販売でも大人気で、売り上げがよかったそうです。
先日も、元ギャル社長の藤田志穂さんが「シブヤ米」を秋田で作って販売したりと何かと話題になる農業。地道な努力の先に大きな実りがあるということを再認識した、きょうこのごろです。
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