川ぞえ:あの名作劇が福山雅治超えた!


人形にはまってます。

別にスーパードールでもアニメのフィギュアでもラブドールでもなく、NHK総合で放送中の「新・三銃士」の人形です。

「三銃士」といえば、代表作に「モンテクリスト伯(和名だと岩窟王)」のあるアレクサンドロ・デュマ先生の名作。

今回は三谷幸喜さんが脚色してますが、対立関係とかが分かりやすくておもしろい! 原作どおりに作ると公共の電波に乗せて放送できなくなってしまうシーンも少々ありますが、三谷さんの主人公・ダルタニアンは性格がちょっと抜けてる感じで、そのへんも安心設計っぽいです。

この主人公の人形たちなのですが、顔がしっかりと彫り込まれていて目がしっかり動くので表情が多彩。撮影する角度や影のつけ方によって、ヘタな芝居を見るよりよっぽど迫力のある表情をして、こんな表現もあるんだと心を動かされます。

人形劇では見たことのないアクロバティックな動きもあったり、“山ちゃん”こと山寺宏一さんや戸田恵子さん、貫地谷しほりさんらの演技も光り、見てて飽きない大人も楽しめる作りです。

この前、11月上旬にとあるところの記事で見かけたのですが、NHKのホームページアクセス数で、この番組が、福山雅治さん主演の「龍馬伝」を超えトップなんだとか。まだ、ドラマが始まっていないということはあるものの、それだけ世間から関心の高い作品ということがよく分かります。

そんなNHKの人形劇は歴史が古くて、1953年から何年かに一度製作されてました。中でも、島田紳助さんと今は亡き松本竜介さんのコンビ「紳助竜介」が「しんしん」「ろんろん」として登場した「人形劇 三国志」はすごくはまりました。このときも、ワクワクしながら見ていましたが「新・三銃士」はそれ以上にオススメです。

そういえばNHKではアニメ版「三銃士」も放送されていたことがありましたけど、よくよく思い出してみると、この主題歌「夢冒険」てこの前判決が出たアノ人なんです。まさか、それから数年たってこんなに大騒ぎになるなんて、想像もしてなかったですけどね。


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