磯部:“恐縮丸”に乗ってきた!


「日曜日は海だから、カメラ持ってきて」
そんな「今から飲みに行くか」的な軽いノリで根本さんから誘われ、クルーザー“恐縮丸”に乗ってきました。

クルーザー、青い海、といえば加山雄三や石原裕次郎、松方弘樹などなど、“漢(おとこ)の遊び”の極北に位置する“遊び”なので、とりあえず僕も「ほう…」と渋くつぶやきながら、朝の8時50分に待ち合わせ場所へ。そこから新木場まで向かい、マリーナまで来ると、赤いライフジャケットに身を包んだ御大の姿を発見!

「おし、弁当は買ってあるからお昼はこれな!」とテンションの高い御大に紹介されたのは、船のクルーの兼子さんクリスさん。なんでも兼子さんは求職中ということで「船乗りたいから土日休みな仕事探してるですよ」と早くも海LOVEな発言で、僕もふたたび「ほう……」と渋くつぶやかざるを得ませんでした。

船旅の思い出といえば、8年くらい前に沖縄本島から石垣島へフェリーで移動したことが。その時は台風直撃で、暗い夜の海を一晩中波にもまれながら運ばれました。今回も、結構覚悟はしてたんです。出発すると、やはり上下左右にぐりんぐりんとゆさぶられ、クルーザー初心者には強烈な洗礼。

こんなんで生放送出来るのかな〜、とのん気に見ていると海の上でもEモバはちゃんと繋がるし、ニコ動との接続もOK。いよいよ、海の上を走るクルーザー上での、世界初(たぶん)のニコ生が始まりました。しかし、東京湾内とはいえ高速の船上からでは回線が安定せず、さらに配線にトラブルが起こり、なにより撮影している僕も船酔いで目が回って見苦しい状態に……申し訳ありませんでした m(_ _;)m

なんとか放送を終えると、船はお台場のフジテレビ社屋の前に到着。一緒に乗った根本さんと乙黒ちゃんと田辺もさすがに船酔い気味でしたが、錨を下ろし昼食をとるうちに徐々に回復。船は揺れていたけど、天気もいいし、海もキラキラと輝き、海から陸を眺めていると別世界にいるような独特な開放感がありました。

帰りは操縦席に登ってみることに。座ると、顔に爽やかな潮風がビュンビュン吹きつけ、船は東京湾を飛ぶように進んでいき、後ろにはウェーキ(船跡)が白く伸びて、思わずテンションがグングン上昇。この気持を例えるならスマッシングパンプキンズの「Today」のPVで、女装したギターのジェームス・イハが移動式アイスクリーム店のワゴンから全身を乗り出して、砂漠の中を突っ走る感覚! つまり“最高だ!”ってことです。

前出・兼子さんによると「『揺れるから船は無理』っていう人もいるけど、ハマる人はすごくハマる。僕も10年ぐらいずっと乗りたいと思ってて免許取ったんです!」。

陸に上がった後は、全員で大江戸温泉に向かい、汗を流しビールで乾杯。そこで御大が「よし、これからクルーの練習をしてもっと船に乗れるようにしよう!」と宣言。僕は、もちろん渋くつぶやきました。「ほう…」


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