根本:東京地裁のオジさん(2人目)

東京地裁の正面といえば「裁判所」の看板の前でリポーターが立って中継している絵がよくある。
しかし、ENG(ムービー)さんはいるのに、リポーターがいない。
なぜかというと、ちょっと迷惑なオジさんがいたからである。
エメラルドグリーンのカッパを着たオジさんが拡声器で叫んでいるからだ。

オジさん「裁判所のみなさん聞いておられますでしょうか!?」「私の裁判の結果は不当であります! それが法律なのでしょうか!? だとしたら横暴であります!」「この詳細については私のほーむぺーじ。えっちててーぴー!ころん!すらっすすらっす!●×▼…」

テンションがグイグイあがるオジさん「結局はお前らが好きなように法律を作ったんだろうよ!ええ!?」

ハイエナのように嗅ぎ回る我々マスコミが言えた義理じゃございませんが、ちょっと迷惑な話。
さらにテンションのあがるオジさんは行動に移る。

裁判所正面には門があり、この時間は開放され、警備員が配備されている。その門の境界線をオジさん踏み越えてしまったのだ!
すかさずダッシュで駆け寄る警備員。いきおい余ってオジさんにボディアタックをかましてしまった!
オジさん「てめー今ぶったな! 暴行だ!」
警備員「ここは入っちゃいけないんです」
オジさん「おお!? それは法律か?」
警備員「法律ではないんですが規則です」
オジさん「規則だー? 拡声器持って入っちゃいけない規則がどこにあるっていうんだ!? それより謝罪しろ! 俺をぶったことに謝罪しろ!」
警備員「ぶってませんから…」
オジさん「あたったから! 後ろにいるマスコミのみなさんが証人だぞ!?」
根本(確かに当たってたけど…)
警備員「勘弁してくださいよ」
オジさん「えーい! 勘弁ならん! ここは警察にジャッジしてもらおう!」
警備員「はぁ!?」
オジさん「ルルルル(電話)。はい。おまわりさんですか?」
※東京地裁の向かいは警視庁
オジさん「ボクねー今ねー。裁判所の前でぶたれたんですよー! 暴行ですよ! 今すぐ来て」

1分でパトカー到着。警官2名登場!

とりあえずオジさんより先に警備員に話を聞く警官。次に…
警官「なにしてるんですか?」
根本「え?俺? JAYWALK・中村被告の初公判があって、その取材です」
警官「いつからいるんですか?」
根本「(なんで俺が聞かれる?)いや、2〜3時間いますけど…」
警官「ご協力感謝します!」

警官「ちょっとこちらへ」と、オジさんを連れていこうとする。
オジさん「俺が何やったっていうんだ!」
マスコミ(いろいろやってるよ! そうだ! 連れてってくれ!)

…と、この後オジさんは5分近くわめき散らし、裁判所の前で警察官にオジさんがしょっぴかれるシュールな場面でした。

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