志和:AKB48総選挙の現場で

のっけから私事で申し訳ございませんが、AKB48第2回総選挙のあった9日は、朝から体調が非常に悪く、いためている箇所に激痛が走っていました。一時的にですが、体調をくずしている部分があるのです。

しかしご存じのとおり、私たちの御大は、肺ガンを患いながらも病室から、取材活動を続けるために準備を整えています。もしかしたら、以前にもまして元気なのです。そう思うと、自分の痛みなどちっぽけなものに感じられて、立ち上がる勇気が出てきました。

現場へ直接行って、本当によかったと思いました。やはり、現場の空気や匂いはなにものにも代え難いです。何時間も立ちっぱなしになることがわかっていたので不安はありましたが、最後までダウンせずに、しっかりと立っていることができました。それが現場の魔力なのかもしれません。

AKB48を取り巻く環境は、近年激変しました。たくさんのメディアがAKB48を取り上げ、たとえばコンビニに買い物に行っても、ブックスタンドに並んだ雑誌にAKB48のメンバーの顔を見ないことはありません。もちろん、テレビでも。

いまや会場にはファンが入りきれないのは当たり前、下手をすると報道陣も入りきれないような状況なのです。今回も、予定されていた1Fの報道エリアがあふれてしまい、急きょ2F、3Fにも報道陣を割り振りました。
久しぶりに会った他社の記者と、「そのうち報道陣も抽選になっちゃうんじゃないか!」などと冗談をかわしました。

これからがAKB48にとって、正念場だと思います。追う立場から追われる立場に転じたとき、AKB48は果たして次にどんなものを見せてくれるのか。この日、総選挙で1位になった大島優子さんの姿に重ねて、そんなことを思いました。

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