マロン:アイドルとアーティスト
「アイドル」ほど、偏見を持たれるジャンルもないのでは? どんなすばらしいこと、感じることをやってのけても、アイドルに分類されているだけで「たいしたことない」「低レベル」「本物じゃない」などといったイメージがついてまわってしまう…。
一方、どんなに中身がなかろうが「アーティスト」に分類されていると、なんだかたいそうなものに見えてしまったり、すんなり受け入れられたりってことも。応援していて世間体がいい、イメージがいいってのも大きいのかな。
でも実際見てみると、アイドルもアーティストもピンキリ。くだらんものからいいものまで…ニセモノから本物まで、あるんですよね。あるいは、同じアイドルなりアーティストなりでも、くだらない部分もあれば、一目置ける面もあったりします。
私なんか昔は「日本の芸能界」というだけで見も聴きもしませんでしたし、商業「ロック」「ポップス」というだけで、「たいしたことがない」「低レベル」「本物じゃない」などと思い込んでいました。
食べたことのない果物の味を、人づてに聞いた感想や風評で判断してレッテル貼りをしていると、ラクはラクなんですが、自分自身の底が浅くなります。本気でおいしいって人が何人もいるなら、きっと本当においしい部分があるはずなんですよ。そういうことをバカにしたくないな、むしろ味わいたいなって思うんです。
だれが食べてもまずいものなら、そう長い間店頭に並ぶことはありませんしね。
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