M川:“リスコン”に行ってきました!-その1-
10月24日から東京ビッグサイトではじまった「危機管理産業展2006」(Risk Cotrol in Tokyo略してRISCON「略してリスコン」)にいってきました(しかも有休とって・・・)。
この危機管理産業展って「漢字ばっかりでなんだか面白くなさそう」と思う人もいるとは思いますが、このイベントは早い話が防災・防犯用品中心のイベントで非常食から消防服、おまけに民間向けの無人飛行機による監視システムまで展示されているうえ、近年では「対テロ」というカテゴリーまで加わって、ある意味、その筋のマニアにはたまらないイベントとなってます。
24日は「防災と対テロの専門家」と言っても過言ではない二団体、陸上自衛隊と海上保安庁がそれぞれ車両と船舶を動員してイベントを行いました。今回は前編として陸上自衛隊編をご紹介。
会場から屋外展示場へ出るとそこには勢ぞろいした軍用車両が!もっとも今回は防災と対テロという面からの展示なので、戦車・自走砲などの重武装の戦闘車両系は一切なし(もっとも展示するにしても50トンの90式戦車なんか運搬するだけで大変)。敵をやっつけると言うより、救助がメイン。災害派遣などで被災地で活躍する車両の展示となりました。
まずは73式大型トラックから。これは近くに駐屯地なんかある人は一度くらいは見かけたことあるはず。実は編集部内にもこのトラックに乗っていた方がいるとか、いないとか。
で、この73式に引かれてやってきたのが、野外炊具1号。これ1台で最大250人分の食事を用意することが可能で、炊飯器6個と調理器を搭載し、焼き物を除く調理が可能。目的地に移動するために道路上を走りながらでも炊飯できます。炊飯器、調理器のフタはかなり重いです。隊員の方に理由を聞いたところ「圧力釜の要領で調理をするんですよ」とのこと、中越地震のときにも大活躍したそうです。
これは赤十字のマークでおわかりのように1・1/2t救急車。搬送患者 8名(担架使用時は4名) で、負傷者の搬送に利用し、救急救命士に必要な医療器材から構成される野外生命維持セットが搭載されています。
お次はあの“地下鉄サリン事件”のときにもスタンバイしたという、化学防護車(お値段1億8,000万円)。車体はこのあと紹介する82式指揮通信車を流用しているため外観がそっくり。車体の後部にマニュピレーターが搭載されていて、これで汚染物質のサンプルを採取し、分析するそうですが、中を見せてくれないかと頼んだのですが「測定機器がそのまま入っているのでお見せできないんです」と断られてしまいました。ちなみに上部にあるマウントには12.7ミリ重機関銃が搭載されます(この日はすべてのマウントから機銃が取り外されていました)。
機動性を重視するならこの偵察隊が使用するオートバイ(お値段60万円)が一番。車体はカワサキKLX250で、無線機用のラックやガードが取り付けられていますが、あとは市販品とまったく同じだそうです。
96式装輪装甲車(お値段6億3,000万円)乗員は操縦手、車長の2名で、その他後方に8名の計10名が乗り込めます。この96式、地形によってタイヤの空気圧を変えて走行することが可能で、走破性はかなり高いらしいです。横から見ると、天井がかなり低いことが分かります。上部は隊員が身を乗り出して射撃可能な外開き式ハッチが装備されています。後部乗員用のランプこれも中は見せてくれませんでした。
これは今回、試乗した82式指揮通信車(お値段1億800万円)!6輪駆動で、曲がるときは前・中2輪が動きます。後部には指揮通信要員6名が乗車可能しかし、かなり狭い!実際、乗ってみて全員がイスに座ったら、かなり窮屈なんじゃないか。と思いましたね。ん、上になんか書いてある
おぉ!
お、ここにもなにか・・・
うぉ!
やはり、軍用車両。武装しているところはしっかり武装してます。そりゃ、やられっぱなし、というわけにはいかないですからね。反撃するときにはしないといけません。
試乗を終えて戻ってきましたが、運転席と助手席の乗り降りはツラそうです。
最後は高機動車(お値段600万円)に試乗。4WS装備で小回りが非常にいいです。ちなみにこの車両は民間バージョンでは「メガクルーザー」の名前で市販されています。
こうして、実際に試乗なんかもしてみたんだけど、それなりに金がかかってますね、乗り心地はかなりいいです。値段のほうはお値打ちとはいえないけど。
でも、こういう車両なんかが遊園地の乗り物みたいにグルグル走りまわって、それで退役できたら、それが一番いいな。と陳腐な感想ですけど、そう思いました。それにしてもNGがけっこう多かったです(考えてみたら、機器や装甲厚とかは秘密ですからね)。普段も取材拒否というか「ダメだ」っていうのはけっこう言われますけど、普段の取材NGとは質がまったく違いますからね。芸能人の場合はせいぜい人気か職を失うくらいですみますが、隊員は生命を失う可能性があるわけですから。
まぁ、世の中のほうはそう、いろんな状況ありすぎて、うまくいきそうもないようですが、だからこそ、“誰かがやらなきゃならない”わけで、その誰かを自らかってでた人たち。そんな人たちに少しは敬意をはらってもいいと思うのですが、みなさんはどう思いますか?
というところで、後編へ・・・。
《前へ 次へ》
■芸能!裏チャンネルTOPへ
(c)StockTech.Inc
(c)Time Inc.