M川:年下のヒーロー

いつかこうなるとは分かっちゃいたが、とうとうこの日が来てしまった。

先週の14日に6代目ボンドがダニエル・クレイグに決定したと発表された。これは何を意味するのかというと、非常に単純明快なことなのだが、「ジェームス・ボンドが年下になった」ということである。

あのジェームス・ボンドが年下・・・。殺人許可証を持ち、美女をたやすく手玉に取り(簡単すぎるとは思うが・・・)、アストンマーチンを乗り回し、シェイクしたマティーニと卵料理を好む。あのボンドが年下なのだ。ウルトラマンも仮面ライダーも両者ともとっくに年下になってしまい、ボンドだけが最後の砦だったのに、嗚呼・・・。

やはりボンドには年上でいてほしいのだ。いや、かれらは単なるアイドルではない、ヒーローなのだ。ヒーローたるもの自分よりは常に年上であってほしいと思う。なぜなら、アイドルで生き様や人生は学べないが、ヒーローからは学べることもあるのだから。これが年下ではカッコがつかない。年下からダンディズムの何を学べというのだ。

そんなことをボヤキつつ、絶対に劇場に足を運んでしまう私。所詮、見たところでダンディズムのカケラもない、まだまだ修行の足りない若造であることを痛感させられるんだろうなぁ。
やはり男もセクシーさがなくっちゃね。

最後に新ボンドが登場する、次回作「カジノ・ロワイアル」は2006年11月公開予定です。

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