たなべ:ニート記者の憂鬱
先月の恐ろしい出来事(根本さんの編集部日記参照)から早1ヶ月。殺人ガードマンの集団に追い掛け回された僕たちは、いったん編集部に戻りました。そして待ち受けていたのは鬼デスクです。
「お前ら、そのまま帰ってきただとー!?」
「ウヒー!ち、違いますよ!!たなべが帰ろうって言ったんです」
「そうか。よし、たなべは説教部屋行きだ!」
「ちょwwwwwwなぜ僕だけ!!」
「それは、お前がニートだからだー!」
その日のお説教は深夜まで及びました。そして深夜3時、タクシーで帰宅しようやく眠れる…と思ったところに、「歯医者に行くから」と定時であがった根本さんから電話がかかってきました。
「やー出たよ、倖田來未の台!確変から20連荘で10万コース!!」
「ひ、ひどいですよ!!病院に行くって帰ったのに、よりによってパチンコですか!」
「あははは、オレ、明日休みだからさ。たなべは早く寝なくていいの?明日は10時から取材でしょ?じゃあね」
結局次の日、予想通りの寝坊で遅刻をしてしまいました。もうクビだ…間違いない…。辞表を懐に入れて出勤すると、なんと梨元さんが待っていました。
「おいたなべ。早起きが苦手だったら、僕が起こしてあげるから」
「な、梨元さん………」
「明日からもっと頑張るんだよ」
「はい!ありがとうございます!!」
そして次の日。眼を覚まして時計を見るとお昼の12時。携帯の着信履歴はすべて「梨元勝」。大変だ、謝らなきゃ!!慌てて電話をかけました。
「す、すいません…寝てました…」
「寝てたじゃないよ!僕はね、24時間365日、ずっと働いてるんだよ!!もういいよ、1週間給料なしだ!」
「すすすすすすすみませーん!!!」
「おい、たなべ!ちゃんと仕事してるのか!!」
それ以来僕は、毎朝6時に梨元さんのこのモーニングコールで目を覚まします。
「ふあぁ!?お、おはようございます……?」
「おはようじゃないよ!!!もういいわ、さようなら!(ガチャッ!ツー、ツー、ツー……)」
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