パー:あおい「篤姫」、今後の難局をどう乗り越える?
いまだ好調の続く今年のNHK大河ドラマ「篤姫」。
「桜田門外の変」を描いた10日放送回の平均視聴率が26.4%と、柔道・内柴正人選手が金メダルを取った試合などを中継した「北京五輪2008」(14.8%)に圧勝したことは、すでにお伝えしましたが、20数年来の大河ファンとしてはこのフィーバーぶりは過去、あまり記憶がありません。
当初から、周りで「宮崎あおいだけのドラマみたい」とか、「ホームドラマみたい」とか、一方で夫である13代将軍・徳川家定を演じた俳優・堺雅人が「主役(宮崎)を食っているような演技」などなど、ネガティブな意見がなくもありませんが、それも話題になっている証拠なのでしょう。
古くからの大河ファンとして、特筆すべきは、幕末ものであるのにもかかわらず高視聴率を獲得していることです。
これまで数々の名作を放送してきたNHK大河ですが、そのテーマを大きく分けると、古くは「武田信玄」、「真田太平記」から最近では「秀吉」などの戦国時代ものと、「翔ぶが如く」や「徳川慶喜」、そして香取慎吾の主演で話題になった「新選組」などの幕末もののふたつがあります。
もちろん、タッキー主演の「義経」などそれ以外の時代にスポットを当てている作品もありますが、その数からいうと、圧倒的に前述の2時代が多いです。
全体の傾向として、戦国ものはそこそこヒットするのですが、幕末ものに関してはあまり評判が芳しくないというのが、これまでの傾向でした。混沌とした時代を描いているのは同じなのでしょうが、幕末ものにはどうも後半になると政治がらみの、暗く、少しコムズカシい展開が、視聴率に影響を及ぼしているような気がします。
ところが「篤姫」の場合は、重要な政局のひとつである「桜田門外の変」を描いた回で冒頭の快挙。将軍・家定とのホームドラマのテイストを入れたピュアなラブストーリー、さらには、井伊大老が暗殺される直前に、茶の湯でコミュニケーションをとろうとする、あたたかな人間ドラマを描いている点など、いままでの幕末大河とは一味違うなと期待は高まる一方です。
篤姫といえば、鹿児島の大名・島津家の分家に生まれながらも、江戸の徳川将軍家に嫁ぎ、江戸無血開城のキーパーソンになるという、数奇な運命の持ち主ですが、政局がさらに複雑になり話がややこしくなってくるのはこれから。
どんな展開で視聴者の目を惹きつけてくれるのでしょうか? 宮崎あおいの熱演はもとより、シナリオの腕前にも期待しましょう!
《前へ 次へ》
■芸能!裏チャンネルTOPへ
(c)StockTech.Inc
(c)Time Inc.