ナオP:草なぎ会見でNHKがジャニーズから厳重注意
23日に起こった、SMAPの草なぎ剛(34)の逮捕。
一週間あった芸能ニュースが、遠い昔のような気がするほどの2日間だった。
裏チャンも草なぎ一色でお伝えしてきましたが、それも24日に処分保留のまま保釈され、その夜の謝罪会見で一応、ひと段落。
赤坂署、原宿署、ジャニーズ事務所、草なぎの自宅前と、何処へ行っても100名、200名といった単位で報道陣も大移動。
23日は昼間は暑く、「日向ぼっこだー」などといっていたのに、夜には、「ホカロンないかぁー」なんていうほど冷え込み、「早く帰りた-い」なんていう声もあった中、翌日、草なぎが区検へ身柄送検されるのがわかると、原宿署には一目でも見れないかと寝袋を持ち込むファンの姿もあり、あらためてファンのパワーと凄さを感じた。
そんな中、300人以上集まった24日の謝罪会見でのこと。
報道各社は、午後9時開始ということで、締め切り時間とニラメッコしながら、「定刻に始まるんだろうなぁ〜」「予定は30分だから、午後9時30分か、延びても10時までには終わるか…」などと、緊張とイライラしながら、今か今かと開始を待っていた。
そして、いよいよスタート1分前となったときだった。
ジャニーズ関係者がマイクを握り、草なぎを呼び込むのかと思い、レンズを向けるスチールカメラマン。ペンをノートに押し付けつつ、やや前のめりになる記者たち。ファインダーをのぞくムービーカメラマン。マイクを握る手に力が入るリポーター陣。
しかし、思わぬ言葉が…「生中継を予定されていらっしゃる方、それはご遠慮ください」という説明が入る。
これには、脱力したと同時に、数名の報道陣から「聞いてないです」と抗議の声。
ジャニーズ関係者は、「すいません、少々お待ちください」と上司に報道陣の声を伝える。そして戻ってきて、「ご遠慮ください」と言う。報道陣は「予定しておりますので、いまからムリです」と言うと、またまた上司にお伺いをたてに行く。
しかし結果は、「ご遠慮させていただければと思います」と、強気の方針は変えない。
これにはさすがに他社報道陣からも、「いまからじゃムリだよ。可哀想だよ。ひどいね〜」と、小声で囁きあう声。
報道陣からは、「生じゃなければいいんですか」と、念押しが。
数分ずらしで放送しようとするための質問。
これに対してジャニーズ関係者は、「この会見終了後ということなら問題ありません」と、キッパリ。
報道陣:「もう間に合わないですよ」
ジャニーズ関係者:「記者会見の時間は30分を予定しております。よろしいでしょうか。大丈夫でしょうか」
報道陣:「さすがにもう間に合わないよ」
ジャニーズ関係者:「NHKさん大丈夫でしょうか」
というやりとりが続く。
そして、ある報道陣が立ち上がり、「NHKなんですけど」と伝家の宝刀を抜くも、ジャニーズ関係者は、「カメラのほうをひとまず退出お願いします」と、ガンとして譲らない。
ただ、会見が遅れることを危惧してか、「NHKですけど。生放送しないので進めてください」と声がかかる。
そして、会見は大幅なずれ込みもなくスタートしたが、弁護士が説明していたときだった。
またまた、ジャニーズ関係者がマイクを握り、「NHKでチョット流れました」と、重ねて会見終了後の放送にするよう伝える。
編集部に戻ってきて分かったのだが、NHKの「ニュースウオッチ9」の冒頭で、約3分遅れで中継したそうだ。
25日のスポーツ紙によると、NHKは「事前に放送を構えていたので、物理的に放送をやめるわけにはいかなかった」と説明。これに対してジャニーズ事務所は、「会見場が狭く生中継だとスタッフの数が多くなる。1人でも多くの報道陣に入っていただきたく、民放はそれを承知して少ないスタッフなのに、NHKだけ特別扱いでは不平等になる」と説明。NHKは会見後、事務所に厳重注意されたという。
しかし、受付したのが午後7時30分。記者会見場に報道陣が入りきったのが、午後8時15分。セッティングが完了し、いつでもOKという状態になったのが午後8時30分ぐらいだったと記憶している。
その間、一切そういう説明がなく、1分前になってジャニーズ側が一方的に突然発表したのが事実であるならば(事前のリリースや個別確認で、そういう約束が集合時間前や受付時にあったかどうかまではわからないが、おそらくなかったからNHKは生中継を組んだんだろうが…)、会見終了後NHKに厳重注意するというジャニーズの行為はどうなのだろう。
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