虎男:「幼獣マメシバ」を見よ!

だいぶ暑くなってまいりました。蒸し蒸しとした毎日、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

アントニオ猪木VSモハメド・アリの異種格闘技戦からちょうど33年が経った09年6月26日…マイケル・ジャクソン急死というショッキングなニュースが入ってきました。

彼のモノマネをするマイコーりょうという芸人がいまして、個人的にハマっているのですが、どうなんでしょう? これを機に大ブレイクするのか、それとも不謹慎ということで受け入れられないのか…。

まあ、そんなことはさておき、本題に入りましょう。6月13日、映画「幼獣マメシバ」の初日舞台あいさつを取材してきました。ストーリーは、俳優・佐藤二朗演じる35歳ニート・芝二郎が、赤いスカーフを巻いた芝の子犬(豆芝)・一郎と出会い、共に成長していくというもの。

ドラマ版は東名阪6局で放映されており、会場は明らかにそれを見てファンになったという人で埋め尽くされました。ただ、ドラマ版の続編が劇場版みたいな感じで、キャストも違いがあります。

実は、自分もTVK(テレビ神奈川)でドラマを見ていたクチ。全11回欠かさず見たので、筋金入りです。みなさんも一度は佐藤さんをドラマや映画等で「見たことある!」と思ったことがあるんじゃないでしょうか。よく“個性派俳優”、“名脇役”と言われる彼ですが、ドラマ「はるか17」(テレビ朝日系)や映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」では、あの脱力系な感じが、本当にいい味出してました。

「幼獣マメシバ」では“口だけ達者な中年ニート”という役どころ。近所の人をネタにしてブログを書き、ひきこもり…そんな感じなんで、評判がいいはずがありません。しかし、父の旅行先での死、母の家出という急展開が起こり、二郎は自立せざるをえなくなるわけです。ニヒルなボソボソとしたしゃべり、主食はうまい棒、実はお母さんが演歌歌手・冠二郎のファンだから二郎という名前になったetc.…そういう細かいところが僕のツボをくすぐります。二郎に責任感が芽生え、友だちにも素直に「ありがとう」と言えるようになる成長過程が、これまたいいんです!

実際、劇場に足を運んで見ようと本気で思っていたほど。それが取材で行けるとなると、俄然やる気が出てまいります。特製クリアファイルと、高橋直純さんが歌う主題歌「あの丘へ」のCDもGET! とくにCDはプレス向けに用意されたものであり、非売品のため、かなりのレア物です(※わかる人限定)。

以前、編集部日記で「仕事とプライベートはリンクする」と書きましたが、まさにそれ。出演者の役柄も全部インプットされているので、原稿もスムーズに書けるんです。
間近で見た佐藤さんは、意外とデカくてガタイがよくて(身長181センチ)、ちょっと驚きました。舞台あいさつでは、自分の顔のデカさを自虐的にネタにしていましたが、たしかに身体も顔もデカい!

写真☆見てみぃ! 共演者・安達祐実さんと並ぶと、こんなにも顔の大きさが違う。

なお、当日舞台あいさつを見た方は知らないと思いますが、その後マスコミ向けの囲み取材で、一郎役のさくらちゃんを佐藤さんが抱っこし、フォトセッションがありました。しかし、ドラマ版では本当に小さかった一郎が、めちゃくちゃ成長しているではないか! バタバタ暴れる一郎をなんとか二郎(佐藤さん)が押さえつけているのが、微笑ましかったです。

とにかく犬好きの人にはもちろん、犬が好きではない人にも見てほしい作品。僕も早く劇場版を見なくては…。近々、ドラマの舞台となった埼玉県富士見市にも潜入予定!

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