川ぞえ:押尾事件の脇…だったのりﾋﾟｰ事件
川添→川ぞえにしてみました。よろしくお願いいたします。
毎日毎日、ドラマもビックリの新展開で、世間を驚かせている「のりピー事件」。そのあおりを食って、すっかりかすんでしまった「押尾事件」。
でも、この2つの事件。最初は、いまとはまったく逆で、どちらかというと、“押尾メインでのりピーは脇”でした…。
3日に始まった事件ですが、4日には「サンミュージックプロダクション」の相澤社長が会見を行い、その取材に行きました。
裏チャンに入って約5ヵ月。まだまだ修行中で、そんな速報を出すような案件は先輩たちが取材に出動しています。けれど、押尾事件が起こった直後ということもあり編集部は僕、新人の野村さん、根本さんしか動くことのできる人員がいませんでした。
根本さんは押尾事件の動向が緊迫していたため、編集部を離れることができない状態。野村さんは入ったばっかり。そこで「しょうがないから、you行っちゃいなよ」的なノリで、僕が会見の取材に出ることに…。
予想外の速報デビュー、ガクブルしながらサンミュージックへ向かいました。今でこそ酒井事件になっていますが、そのときは夫の高相容疑者の覚せい剤所持の謝罪会見になるだろうと予想していたんです。
会見が始まりカメラを構え「お騒がせして申し訳ありません。日曜の夜に高相祐一さんが麻薬所持で取り調べを受けています」と、事前の予想通りのことをおっしゃる相澤社長。
パシャパシャ写真を撮りまくる僕。
そして、相澤社長の次の一言は「私どもは今、酒井を探しております。本人とは連絡が取れません」でした。
この発言に場内の報道陣は「えっ!!!」と騒然!
連絡が取れない=失踪…あまりにいきなりの予想とは違う発言に、シャッターを切る手がブルブルと震えました。
深呼吸してからカメラを急いで下ろすと、コメントを落とさないように必死にメモ。
何とか記事になりそうなくらいコメントをいただき、会見終了後に「大変なことになりました。のりピー失踪っす!」と、混乱気味に編集部へ電話したことを覚えています。
後々、この会見が前代未聞の事件に繋がるプロローグだったとは、まったくもって予想だにしていませんでした…。
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