パー:高相被告が保釈された日

いつ保釈されるかと報道陣をヤキモキさせていたひとり、酒井法子被告(38)の夫・高相祐一(41)被告が16日、午後5時すぎに、拘置されていた東京・渋谷署から保釈されました。

結局、夕方になって保釈されたわけですが、現場取材は万が一のことを考えて、早めに出待ちしているのが常。この日、裏チャン取材班も朝8時すぎから渋谷署の正面に陣取っていました。

詳しくはヘッドラインでご紹介したとおりですが、まずは保釈金が納付されないと保釈されません。また、納付から保釈までの時間はだいたい1.5時間から2時間といわれています。この日の朝、銀行の開く9時すぎに納付されれば、最短でその1.5時間後、つまりは午前中に保釈の可能性があるということで、早朝から現場に張り込んでいたのですが…。

報道各社とも考えることはみな同じで、朝8時30分の段階で報道陣がすでに30人近くいました。そして10時回ると50人ぐらいに増えていたような気がします。同日、酒井被告目当てで湾岸署につめかけた報道陣の数には劣りますが、それでも渋谷の駅前では異常な光景でしょう。

隣ではかなり気合いの入ったテレビクルーが5段式の脚立にまたがり、すでに臨戦態勢。これだけの高さがあれば、もし背の高いバンを出入り口にベタ付けしても、上から高相被告の顔が撮れるという算段です。おかけで、後ろで2段式の脚立に座っていた裏チャン取材班は真ん前に大きな壁ができたようで、どうしようかと、気を揉んでしまいました。

が、しかし。高相被告の保釈金が納付されたという知らせが現場にもたらされたのは午後3時半すぎ。

その間、後に高相被告が姿を現したドアの前では監視の職員が約40分おきに交代。はて、何人ぐらいの人が変わっただろう? 現場にひとりの裏チャン取材班は、何かあったときのことを考えると、トイレにも行けず、コンビニにも行けず…。その横でテレビクルーが、お弁当や飲み物やら、松屋の牛丼をスタッフに配り歩いているではありませんか。くぅ〜、うらやましぃ! 

保釈金が納付されたら必ず知らせが来るということで、我慢できずにタイミングを見て、近所のコンビニまで激走し、おにぎりとウーロン茶を即買。トイレは、渋谷署内のトイレをお借りして難をしのぎました。

そのうち、現場ではなんだか、みなさんの緊張もほぐれてゆる〜い雰囲気に。待ちくたびれというやつです。あちこちで世間話がはじまります。「酒井被告はきょう保釈されるのかね? 出て来たらどこいくのかね?」「やっぱ、子どもに会うことを最優先に考えるんじゃないかな」などなど、論議が続きます。

このまま、きょうは保釈されないのかなという思いも募ってきた矢先の、保釈金納付の知らせ。ニュースの伝わった午後3時半ぐらいから報道陣の動きが慌ただしくなり、裏チャン取材班は大きな脚立に乗ったテレビクルーに挟まれ、なんとかその隙間を抜いて、出てくるであろう高相被告が撮れるポジションをキープ。

そんなときにアノ間の悪い男が現場にやってきました。タナベです。先に、「トイレ(本格的なほうです。まあ、失敬!)休憩とかほしいから20分くらい交代要因をまわしてほしい」と編集部に頼んでおいたのですが、来るのが遅いんだってば! もうトイレの前に戦いがはじまっちゃうじゃないの! 

気づけば、報道陣の周りにも、近くの歩道橋にも大勢の一般人がかたずを飲んで、なりゆきを見守っています。

そこからは、ガチな戦いの連続です。前に陣取ったテレビクルーが脚立を一段上るごとにこちらも微妙にポジション調整。さらには、午後4時40分ごろになると、警察官が報道陣の前に大量に現れて、現場の報道スペースをしっかりと区切り、「みなさんルールを守って取材をしてください。指定の線を越えたら、われわれが押し返さなきゃなりません」。ちょっとした警告、いや、脅しみたいなもんです。

そして、その30分後に高相被告が出入り口から現れ、しっかりとコメントをしてくれたおかげで無事、アップの写真も撮ることができました。

写真☆クルマのシーン01
写真☆クルマのシーン02
写真☆クルマのシーン03

写真、撮れて本当によかったです。朝からの張り込みがむくわれた気がしましたが、こういう現場ばかりではありませんからね。酒井被告の保釈現場の取材はいかに?

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