田辺:キレイごとだけじゃおっつかねぇ


「あ、田辺さんですか?実はいい物件が出てきたんですよ!一度見に行きませんか?」

根本さんが新しい日記のタイトルを考えないまま海外に行ってしまったので、暫定的に「新婚日記」という恥ずかしいタイトルでお送りします。

さて、今回は題名の通りちょっと黒いお話。記者という仕事は正直に話すだけではやっていけません。騙したり騙されたり、ずっと信頼していたのにあっさり裏切られるなんてこともあります。

また例えば、どうしてもある特定の事柄について知りたいとき、正直に「マスコミですがちょっと教えてください」なんて聞いても、「ちょっとお答えできかねますね」と断られてしまいます。

実はある事情があって、某所の住宅物件についてどうしても調べなくてはならなくなりました。そこで、お客さんを装って不動産屋に電話を掛けたのです。「すいません、田辺と申しますけど●●の物件についてお伺いしたいのですが。ちょっと購入を検討しておりまして…(以下企業秘密)」

こんな電話を掛けて、無事に取材成功。「ありがとうございます、購入が決まったらまた連絡しますね〜」と電話を切ったのですが、それからというもの、冒頭の営業電話が1日2回、お昼と夜に掛かってくるのです…。

「田辺さん、ものすごい物件がありましたよ!この条件で7000万です!!それに田辺さんだけですが、もう少し相談に応じますよ…」

きょうも僕の携帯は、こんな電話が鳴り続けています。不動産屋さん本当にごめんなさい、僕の年収じゃ、半額でも買えません…。

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