川ぞえ:“ロマサガ”ゲームクリエーター魂を見た!マシリト言いたい放題!

先日、藤本美貴さんの出席したニンテンドーDSソフト「ブルードラゴン 異界の巨獣」(バンダイナムコゲームス)完成披露発表会の取材をさせていただきました。

結婚してますます美貌度UPな藤本さんに、志和デスクともどもみとれてしまったのはもちろんのことなのですが…このイベントに登場されるゲームクリエーターの坂口博信さん、さらに、集英社の名物編集長(現・常務取締役)・鳥嶋和彦さんを取材できることにも実は僕、テンション上がっていました。

坂口さんは、いまや日本を代表するゲームとなっているファイナルファンタジー(以下FF)シリーズの生みの親。ほかのゲームでは“ロマサガ”こと「ロマンシング・サガ2」と「3」、賛否両論も多い「クロノ・トリガー」、「FRONT MISSION」など数々の名ゲームの製作も行っている人です。

脱線しますが、そんなゲーム内の世界観を保つために欠かせないのが音楽。坂口さんとともにFFの音楽を作り上げたのが植松伸夫さんです。20年前に発売され、最近リメークされた「魔界塔士Sa・Ga」の音楽はいまだに口ずさんでしまうほど耳に残るメロディーで、僕と同じ世代の方は、植松さんの音楽を聴くだけで「ああ、それそれ。聴いたことあるよ」とノスタルジーに浸れる方が多いのではと思います。

そんな2人がFF以外で組んで仕事をしているブルードラゴンシリーズ。そこに、キャラクターデザインが鳥山明さんと来れば、そりゃ、ヒットするよ〜、って感じです。

さて、そんな坂口さんと、鳥嶋さんがトークショーをしたのですが、これがまたぶっちゃけトークでおもしろいものでした。鳥嶋さんが最近のゲームについて「FFとかドラクエとかシリーズものばっか」と、バンダイナムコゲームスの取締役社長を目の前に言いたい放題。

おおっ、さすが編集長時代に、鳥山さんにダメ出しばっかで、アラレちゃんでボロクソな悪役で描かれただけあるわな、強気だなぁ。と、ニヤニヤしながら聞いていました。

ここで、坂口さんと同社社長は負けじと「だからこそ、新しいシリーズとなるものを作りたいんです」と、クリエーター魂を披露。これには鳥嶋さんも関心してたように見えました。

いまだに長く続くFFシリーズを作っている人がこう言っているのを聞くと、いちゲーム・ファンとしては何か胸を衝くものがあります。

いまだに、どん欲に作品を作り続けようとする坂口さん。これからも、作品を見続けていきたいと思っています。

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