ピー:高相被告、違和感のあった白いクルマ
前代未聞の公判3連発。その先陣を切ったのが、高相祐一被告(41)でした。21日の朝、われらが裏チャン取材班も早朝から万全の態勢で東京地裁前に布陣。20席の傍聴席をめぐって1577人が整理券を求めて並んでいたのはヘッドラインでお伝えしたとおり。熱気ムンムンすぎる霞ヶ関の朝でした。
地裁にはクルマの出入り口が複数あり、どこから入ってどこから出るか大方の予測はあるものの、当然、100%の確率ではありません。というわけで、各社とも複数の出入り口前にカメラマンひとりをつけて、どこから入ってきても写真が撮れるようにするというわけです。いつ高相被告を乗せたクルマがやってくるかわからないので、待ち時間も緊張感たっぷり。
ただ、現場で待ち受けていると、たいがい、どこから入ってどこから出てくるのかがわかります。なぜって、いい案配の時間帯になるにつれ、カメラマンの数が少しずつ増えて、なんとなくその雰囲気から、「これはココで間違いないな」と勘が働くわけです。
この日の朝、高相被告が地裁入りするのは午前9時前後と見られていました。報道陣の集まり具合、目の真剣さから、ピーの守るこの門に間違いないと確信しましたが、9時をすぎても高相被告を乗せたクルマは姿を見せずに、時間だけが刻々と過ぎていきます。公判のはじまる30分前になっても手応えがなく…。公判に遅刻か?なんて話が飛び交うなか、門の中から地裁の関係者がやってきて、「もう高相被告は地裁に入ったとのことです」と唐突のお知らせが…。そこで、現場ではいつ入ったんだ論争が繰り広げられますが、この1時間を思い返すと、なんとなくソレらしいターゲットに記憶あり。
9時20分頃、白いクルマが門を通過したとき、なんとなく、雰囲気がソレっぽかったんです。警備の人も少し多かったようだったし。それでも、とりあえず各社とも写真は撮るものの、高相被告とは断定できず、現場で???な状態。結局、後からそのクルマだったことが判明しました。
ちなみに、公判を終えた高相被告はその白いクルマに乗って12時20分頃、入りとは別の門から出てきました。そのとき、入りと同じ門で待機していたワタクシ、ピー(ノリピーな時期に正直どうかと思いましたが…)。約200mほど向こうの交差点を猛スピードで走る白いクルマを見かけましたが、一瞬でソレだとわかりました。一瞬の出来事ではありましたが、一見してシチュエーション的に違和感を覚えたからです。それは報道各社のカメラマンも同様だったようで、クルマが向こうの交差点を通過した瞬間に、間に合わないと思いつつも、交差点のほうへ走りだして行きました。
やっぱり、勘はあたるものだと思いましたが、その勘を働かせるポイントは現場で感じとる大なり小なりの違和感に違いありません。
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