志和:根本君のお父上
All Photos by K.Shiwa
3月14日、日曜。東京・谷中の木楽庵「江戸指物展」へ。根本君のお父上、江戸指物師・根本一徳さんとお会いしたかったのです(一徳さんの写真や展示会の様子は根本君の日記を…)
指物とは、釘などの接合道具を使わず木と木を組み合わせて作った家具や建具、調度品のこと。間近で目にした作品の数々、まさに芸術品でした。

谷中は、落ち着いた町並みが目にやさしくて、大好きな場所。ここで指物展を観ることができるとは、幸せなひとときでした。
一徳さんは、穏やかな物腰で、とても品のある方(根本君からは想像ができな…いやいや、笑)。17歳で指物師を志し、師匠のもとへ住込み9年、通い5年の修業を経て独立されました。

作業は夜遅くまでかかることも日常茶飯で、夜中の2時3時、まだ赤ん坊の根本君を「横に寝かせて仕事をしながら育てていました」(一徳さん)
ちなみにウチの親父は新宿のホストだったんで、夜中の2時3時まで仕事をしていたのは共通しているんだけどね…(泣)

指物の素材となる木はいろいろあるそうですが、何かをつくるために木を選ぶのではなく、「木を見ていると『化粧箱にしてくれ』『棚にして』…と、木のほうから何になりたいか教えてくれるんです」と一徳さん。ああ、考えてみればニュースもそうだよな…なんて若輩ながら感じました。
もうね、「マイスター」というたたずまいの一徳さんに、すっかり感激…。途中、バイクで通りがかった根本君に会えたのも嬉しかったですが、本当に親子なんだよね、根本君?(笑…いやマジメな話、すごく似てます)
その足で上野まで散歩、最後はカミさんと七輪の店へ入って腹ごしらえ。…そうです、腹ごしらえしてから寝るという、結局はやっぱりどうしようもないメタボな日曜になってしまったのでした。
《前へ 次へ》
■芸能!裏チャンネルTOPへ
(c)StockTech.Inc
(c)Time Inc.